=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

好きです、小林製薬的な

2011年05月24日 | 【日記】いろいろ
少し前から喉が痛い。

木屑を吸ってるのもあるかもしれないが、
とにかく痛いので、
先週、お医者さんに行ってみた。

残念ながら、内視鏡まで使ったが原因はよくわからず薬をもらってきた。
さらに残念ながら、その薬も目に見えた効果はなく、
今週もまだ痛いので、再び病院に行ってみた。

しかし残念ながら、本日は学校検診のため休診だった。

仕方ないので、
どうせ病院で2,3千円かかるはずだったから、
その予算で、ドラッグストアで何か薬を買っていこうと思った。


喉のコーナーで目に付いたのが、
やはりCMをやっている「のどぬーるスプレー」小林製薬。

この小林製薬のニッチ的なマーケ戦略とわかりやすいネーミングは結構好きで、面白いと思っていた。

・熱さまシート
・トイレその後に
・ナイシトール
・やわらか歯間ブラシ  他


今の私には、
まさしく「のどぬーるスプレー」がピーんときた。

よく見れば、
「のどぬーるスプレー」は、塗るとスプレーと動詞的なものが二つあって、
どっちかといえば、「塗る」は要らない。
「のどスプレー」でいいわけで、実際にのどの内側に塗るわけでもないし。

でも、
この「ぬる」が非常に重要!
喉が痛い人は、
スプレーとか軽い感じではなく、まさしく「直接この痛いところに何か塗りたくってくれ」という心の叫びがある。
それを見事に汲み取ったネーミングだと思う。

味も、
変に甘かったり、ミントのような感じでもなく、
簡単にいえば、病院の味。
でも、この味がまた「効いてる」感(実際に効いているかどうかはしらない)を出しているような気がする。

実際、類似商品よりも1.5倍くらい高い値段で売られていて、その独走ぶりがうかがえる。


つづいて、ついで買いをしてしまったのが、
肩こり、腰痛用の薬。
店員に、「この薬は医療用の成分で、薬剤師がいなければ販売できない効果の高い商品」という説明を受け、ついつい。予算内だしと思って。

名前は「ボルタレン」
これは小林製薬ではないですが、変な名前です。
バンテリンとか、フェルビナクとか、
この腰痛系のグループは、成分などの難しい名前をもじったりしたネーミングで、
素人を煙に巻いて、
とにかく効きそうだと思わせるのが、このグループの常套手段なのだろうか。



いずれにしても、
なんだか病院に行ったよりも満足度が高かった気がする。



病院よりも「のどに塗ってほしい」気持ちを汲み取って商品にしていたり、
病院で処方される医薬品を、薬剤師を置くことで販売したり、
病院という市場を、いろいろな形で切り崩していこうという動きを感じた。

家具という業界も、
大工さんが家具を作ったり、
雑貨屋が家具を作ったりと、
同列の業界からの侵食や、異なる業界の横からの進出など、いろいろあるでしょうが、
お客さんのニーズを真摯に聞くことは同じなんではないかと思います。
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