=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

材木屋の敷居を低くする

2009年10月19日 | 【写真】一本の木
「材木屋の敷居は高すぎる。低くしなければいけない」と祖父が言っていたという木よう木工の村山さん。

それをこの「木よう大工」で実現されています。
まずはこのネーミング。「○○木材」とか「○○工芸」とかより親しみやすいですよね。
その気になる事業分野は、あくまで「加工屋」に徹し、原則完成品は作らないという核を持っていらっしゃいます。

つまり、DIYでいろいろな板を買ってきて、簡単な切る削るはできるけど、そのあともう一歩やってくれるところない?

アマチュアだけど、一品製作なんかしてくれるのかな

木工加工のことで疑問があるんだけど・・。

そんなニーズに親切に対応する、痒いところに手がとどく、そして敷居の低いプロ加工屋なんですね。

で、その実態は、村山さんひとりで対応しているわけではなく、木場生まれの村山さんはその人脈を活かし、最新のNCルーターからベテラン職人までをネットワークし、注文に最適な手段、人でお応えしているのです。

村山さんはいわばプロデューサー。
各地の展示会やクラフトフェアを回り、日々ビジネスのヒントをつかみ、ネットに反映させています。

これからは、作ったいいものを、

お客様にどう知らせていくか、どう見せていくか、どう対応していくか(例えば引き合いに対しては必ず提案や複数の選択肢を提示するなどの応対をされている)という、つまりコミュニケーションがが重要だと語る村山さん。
職人にとっては、ときどきはちょっと離れたところから違った角度で見てみるということが必要かもしれませんね。

◆木よう大工
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