=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

館山の祭り

2016年08月01日 | 【観光】南房総おすすめ
本日、明日は館山の祭りです。
今日から参加させていただく予定が、仕事の関係で、ただいまから家に戻って向かいます。
その前に、急いでお祭りの紹介をさせてください。

館山の祭りは、館山城の城下町のお祭りで、
山車、お船、神輿などあわせて13基が出祭する賑やかなお祭りで、
中でも私が注目しているのは、「踊り」の文化が色濃く残っている点です。

先日、南総祭礼研究会の取材で、仲町区の太鼓の練習を見学させて頂いたときには大変感銘を受けました。

練習場所の集会所を訪れると、
まず玄関に入りきらないほどの靴、サンダルの数。
中では、踊りの真っ最中で、おじいさん、おばあさん、青年、ママさんたち、中学生、小学生、幼稚園児など文字通り老若何女が踊りの練習を取り囲んでいました。
子供の練習が中心なのですが、
小学生から、まだ動きがままならない幼稚園児までが、お兄さんお姉さんの動きを見よう見まねで踊っています。
足の動きや指の動きなど、細かいところまで指導している青年は、
「あいつらは、小さいころ俺が教えてやったからうまいんだ」と自慢げに話されるご老人。
昔ながらの古い民家の集会所には、過去のたくさんの写真が額に入れてかけられ、いい色に変色している。
踊りの熱気は、必死に回る扇風機だけでは取り除けずムンムンと、でもなんだか嬉しい気持ちにさせてくれました。







踊りの最後の見どころの「狐踊り」を今年選ばれた大学生が披露すると、
子供たちに「みんなもああやって踊れるようにしっかり見て練習しましょう」と言って、練習がしめられました。
帰り際は、みんなで挨拶をして、子供たちはアイスクリームをもらって帰る光景は今も昔も変わりません。
そして、路地の角で警備棒を持ったおじいさんたちが見守る中、子供たちは家路につきます。

仲町区は、館山の中でもとりわけ踊りに力を入れている地区のひとつですが、
踊りが、お祭りの中での見世物のひとつから町内の伝統となり、それが今や他地区の子供や保護者までを引きつけながら、
地域住民のコミニュティの核となり、老いから若きへ引き継がれている姿を目の当たりにしました。

今日、明日ぜひ館山のお祭りを、踊りを見に来てみてください!

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