=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

世界遺産の木に会う

2015年08月05日 | 【出張】
林業業界に特化したコンサルティングを展開する「古川ちいきの総合研究所」

代表は前の会社の後輩、お誘いを頂き、
プレミアム国産材を扱う各地の製材所さんのプレゼン会に参加してきました。(先週土曜日)

林業や国産材を見つめなおす動きがあり、
それを後押しする映画やメディアの影響もあるが、
人件費も高い国内で継続的な経営をおこなっていくことはそうたやすくはない。

しかし各地の生産者は「本物の価値」を追求し、
会社だけでなく地域全体の活性化を目指していく姿勢を感じました。

家具工房つなぎの材木も「国産の山桜」ですが、
10年後も同じように「桜の家具を作っています」と言っていられる保証はどこにもない。

「国産」=すべてがいい。
とは言わない。

しかし、
日本はたしかに森林国であり、(外国に旅行に行ってみればハゲ山ばかりでいかに日本の木が多いかがわかる)
日本の木には、杉や桧(台湾にも一部)をはじめ広葉樹の中にも有用な固有種がある。

また単純に国産の木を使えば、遠くの海外からわざわざ運んでくるコストや環境負荷を避けることができる。

それによって、
林業に携わる人々の生活、国土の保全が図れるのであれば、とてもいいことだ。

今回、
吉野杉や世界遺産のある高野山(高野霊木)、富士山(富士ひのき)、飛騨五木、熊野、鳥取の地松といった
現地の生産者とお知り合いになることができました。

家具工房つなぎでは、状況に応じて、
大きなカウンターや棚などの相談では、桜材でなく杉材を活用することもありますので、
日本のプレミアム国産材に興味がある場合もぜひご相談ください。

さいごに、
「能力×行動力×信念」のある彼の活動は今後もますます発展していくに違いない。
私もまた機会があれば参加したいと思います。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする