新型コロナの警戒宣言が解除されそうですが、解除したら第四波が来そうです。
何しろ、2週間前から東京都民の気が緩んでますから。
先週末とその前の週末、高速道路が10kmを超える「行楽渋滞」となりました。
この「10kmを越える渋滞」というのは、「(緊急宣言が出ていなかった頃の)一般的な休日の渋滞」レベルで、第一波の緊急事態宣言中や、今の宣言期間前半には「渋滞」の言葉は耳にしていません。
既に気が緩んでいる人達が増えているのに、「解除」の言葉を聞いて益々「もう大丈夫だから、いつも通りの生活ができるw」となりそうな気がしてなりませんねぇ・・・。
「いや、感染者数も下火になっているし、そんなに心配する必要が有るのか?」
なんて思う人はマジでやばいですよ、騙されていますから。
相変わらず「感染者数が都内では10日続けて500人を下回っています。」なんて報道が主体ですが、実はまだまだ第一波に比べても安全では無いのです。
恒例ですが、NHK特設サイトのデータを月別に集計しました。
その推移をご覧ください。
まずは感染者。(単位 人)
「2月は激減して11月より減ってる。これって警戒宣言の効果だよ。何の不安もないじゃないか!」
そう思ったあなた、実は大間違いです。
メディアは「ここ数週間の比較」は報道しても「全体の比較」を殆ど報道しない。
「この報道の仕方が国民の気を緩ませ、第三波を起こした」と私は思っています。
それは、次の死者数を見れば、一目瞭然。
死者。(単位 人)
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減ってる? 死者減ってるって言える?
グラフで示したように、未だに危険な状態なのですよ。
にもかかわらず、気が緩んだ行動が目立つようになったのは、やはり「感染者数主体、直近の推移を比較した報道に、騙されてしまっている」からでしょう。
因みに、2月後半の死者は854人で前半に比べ激減しているものの、半月でまだ11月一か月より多い死者ですよ。
これで「安心していい状況」と言えるでしょうか。
緊急事態宣言が解除されても、自衛行動は続けるべき、そう思います。