気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

今更「原発の危険性云々」と言うのもありますが・・・。

2011-04-19 22:21:21 | 

こんな本がありました。

この2006年の「通販生活」と言う本。
偶然、何故か母親が持っていたこの本に「浜岡原発」の危険性を訴える内容が書かれていました。



浜岡原発は静岡県の御前崎に有る原発。
東海沖地震が叫ばれ続けている今、この原発の存在が危険だ、というわけです。
(2006年当時の段階で、ですよ)

当時は小泉内閣。
小泉さんでは話が通せなかったから、「ポスト小泉」に訴えようと署名欄が有りました。
この署名がどの程度集まったかわかりませんが、次の安部内閣以降も浜岡原発は稼動し続けているので、結局意味を成さなかったわけでしょう。





書面は3ページに渡り「危険である」との主張はされているのですが、「地震や津波で建物全体が駄目になる。」との主張。
しかし、推進派にしてみれば「過去の地震には耐える構造にしてある。」と主張して譲らなかったのでしょうね。


今なら、福島原発の実例があります。
「放射能物質の漏洩がどの原発でも起こりうる」
と言う事は、原発関係者のみならず、素人の私でもわかる。

仮に立て屋がしっかりしていたって、
1.原子炉立て屋とタービン立て屋が地震で別々に揺れた場合、汚染蒸気が循環するパイプの破断や亀裂。
2.原子炉容器の溶接部分の亀裂。
3.使用済み核燃料プールの亀裂。

と言う事が実際に起きてしまったわけです。

当時の段階では
「推進する側」だけでなく「危険を訴える側」もこのような細かい危険の予測ができていなかったのでは
と感じさせた記事でした。
(但し、「推進側」がわかっていても
意図的に公表しなかった可能性は十分に考えられます。)




人間が制御できない側面を持っている「神の領域」と言われる分野の一つが原発と言われています。
今回の原発事故は、「神の領域に人間が踏み込んだ場合の警鐘」にも思えます。
他にも「遺伝子操作」「素粒子力学」等、「神の領域」と呼ばれる分野が存在します。

遺伝子操作で「空気感染する危険な細菌」が作り出されたとします。
「隔離した設備に保管してあるから大丈夫」と言い切れないですよね。
その設備が地震で壊れ、その細菌が大気に拡散したら・・・?
「ありえない」とは言い切れないのでは・・・(怖い)。

また、「人工ブラックホール」を造ろうとしていた話がありましたよね。
これ、詳細は知らないのですが、失敗して地球が消滅したら誰が責任取るのでしょうね(^^;)
そもそも、ブラックホールを人為的に造る必要、どこにあるのでしょうね。
地球上の全生命を掛ける価値が有るのですかね。
「自らの論理を実証したい」という、「科学屋のエゴ」にしか思えないのですが(--メ)。


汚染されている水が流出し続けていても、どんどん水を補給して冷やし続ける以外方法が無い現状

非常時にこんな「人海戦術的」な手段しか取れないでいる原発。
原発に限らず、リスクの大きな科学技術の実用化は、「科学的に暴走を抑えられる技術を複数確立した上での実用化」としてもらうべきでしょうね(^^;)。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2011年4月20日 13:24]
こんにちは~ 宮ちゃんで~す!

原子力発電にも長所・短所はある訳で・・・
今まで貢献した事を長所とするならば・・
危険性が高い・・・は短所とすべき・・・
建設時期は違いますが・・・
今回の東日本大震災で避難所にも成った
女川原発もある・・・
今後、原発の安全性について再確認は必要ですが
東京電力のように・・原発に変わる発電をどうするか?
これも課題でしょう・・・

きのこ [2011年4月20日 14:49]
あっ、そうそう・・
我が家はみんなノーマルタイヤに替えましたよ。
GWが見ごろと思います☆
まめ八 [2011年4月20日 19:22]
こんばんわ。
以前、アメリカの原爆開発に携わった科学者(確かアインシュタインだったと思いますが。。。)の対談集を読んだことがあります。その中で、“科学者というものは、自分の研究成果や理論を実証するためになら、時として理性を失うことがある”という意味の言葉がありました。
そうした科学者の一途さが今の科学技術を築き上げ、その恩恵を受けて私たちの今日の生活が成り立っているわけですから、これを全て弾劾するつもりはありませんが、制御できない技術については慎重に取り扱う必要があると思いますね。
また、今回の福島原発事故を政府や東電は“想定外の地震と津波”という不可抗力が招いた天災という事にしたがっていますが、とんでもない話だと思います。福島第一原発よりも震源地に近く、さらに大きな津波に襲われた女川原発の方は、高台に作られていたために津波の被害を免れ、正常に運転停止したそうです。しかもそこは現在避難所の一つとして使用されているそうです。
(長文コメですみません。続きます)
まめ八 [2011年4月20日 19:31]
EP82-SW20さん、続きです。

福島第一は東電、女川は東北電力の発電所なんだそうですが、被災者に対して社員住宅の提供すら渋ったという東電の企業モラルの問題には呆れてしまいます。こんな企業に原子力発電を行う資格はないと思います。

最悪のケースを想定していない、“想定外”は言い訳にしか過ぎません。
“万全の対策を講じていたら建設コストが跳ね上がって、電気代が高くなってしまう”という意見も耳にしますが、これも詭弁だと思います。原発による発電コストは安い(これも実際は嘘なんですが。。。)と言われますが、万全の安全対策を講じた上での数値が本来の原発の発電コストであるべきはずです。発電コストが高すぎるというなら最初からやらなければ済むことです。
先日、リコメでご紹介した原発推進のための副教材でもわかるように、この国の原発行政には何か危険なものを感じてしまいます。
今回の事故の関係者は、東電のみならず、政府関係者も含めて危うく日本を滅ぼしかけたのですから、その責任は厳しく追及されるべきでしょう。

EP82-SW20 [2011年4月20日 20:08]

>宮ちゃんNo.1さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

女川原発は、幸い危機を免れ避難場所になっていますよね。
しかし、あそこも原子炉は稼動していたので、冷却機能が失われてしまったら、福島の二の舞・・・(汗)
先日の余震では、1系統を残して他の冷却電源全てが一時的ですがダウンしましたからね。
冷や汗物だったと思いますよ(^^;)
共存していくにはかなり気を使っていかないと、たやすく暴走を始める危険を秘めている気がします・・・(>_<)
EP82-SW20 [2011年4月20日 20:17]

>けいづか木の子さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

おお、こちらでレスですか(笑)
了解しましたw
もう雪の心配は基本的には無いみたいですね(^^)


>まめ八さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

おお、アインシュタインもそのような発言をw
科学者全てではないと思いますが、「自分の目的を達成するためには他の犠牲を省みない」という傾向は多分にありそうですね(^^;)

この津波被害ですが、何故女川が高い防潮堤を築いていたかというと、福島建設後に古文書から福島の想定以上の奥地まで津波が行っていた記録が発見されたかららしいです。
女川はそれをベースに建設されたけど、東電はそちらにコストを掛けることを拒否したらしいですよ。
今回の津波による放射能漏れは、明らかに「人災」ですよね(--メ)。

そうそう、それもおっしゃるとおりw
「最悪を想定してコストをはじき出し、それを見込んだ上で効果が大きいから原発を推進する。」が、本来有るべき姿だと思います。
「想定外」では許されない「人災」ですよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする