これもなかなか感動できる映画です。
閉じ込められた人の生存時間のリミットは72時間だそうで、その時間が過ぎてしまっているのが気がかりですが、一人でも多くの人が救出される事を祈っています。
さて、以前、「ワールドトレードセンター」なる実話ベースの映画を見て、自らの命の危険を顧みず救出作業に当たる人達の姿に感動したものでした。
今回のこの映画は日本のレスキュー隊を描いたスペクタクル映画。
レスキュー隊の生の姿を少しは知る事ができるかと、録画しておいたのです。
しかし、主人公が地下に閉じ込められてしまうくだりが自分の感覚としては「こんなのちょっと無理が有り過ぎないかい!?・・・汗」だったので、PCに向かいながらの「ながら見」をする事に・・・(オィオィ)。
元レスキュー隊の主人公とそのお嬢さんが地下鉄の駅に閉じ込められてしまう。
主人公の奥さんは地上に脱出する事は出来たものの、二人とはぐれてしまいその安否を知る事ができないでいる。
そのうちに、地底からかすかな人工的な音が発進されてきているのがわかる。
それが、「252」と呼ばれる、通話コードの番号。(モールス信号みたいなものかな?)
「地下に閉じ込められている生存者がいる!」
この一報でレスキュー隊の救出に向う場所が絞られます。
レスキュー隊には主人公の兄がいて、救出チームの隊長でもある。
義理の妹(奥さん)から弟と姪が閉じ込められている事は聞いていたが、二人の安否はわからないままだった。
そこにこの「252」の信号。
この信号はレスキュー隊で使われている信号。
つまり、「弟が生存していて信号を発している。」と隊長には理解できた。
その時の隊長の台詞が良いw
「弟が無事なら姪も無事だ。そして他の生存者を引き連れて、この方向に移動しているはずだ。」
このような台詞だったと思うけど、この頃には最初の「これは・・・」という気持ちは何処へやらで、完全に見入ってしまっていた(苦笑)。
自らの命の危険を省みずに、レスキュー隊のメンバーは救出作業を続ける。
崩落した被災現場に潜り込んでの救出作業。
いつ天井が崩れてくるかわからない。
崩れくれば、自分も埋まってしまう。
しかし、「生存者を見捨てる事はできない!」という強い意志が、その恐怖に打ち勝っている。
それがこちらにヒシヒシと伝わってくる。
終盤、一つ取り上げておきたい部分があります。
主人公のお嬢さんは言葉が出ないという設定。
物語の終盤まで、どんな危険な目に遭おうとも怖い目に遭おうとも、終始無言で発声が無い。
演ずる大森絢音ちゃん、大変だろうなぁと思っていたら、最後に彼女の演技力を垣間見た気がした。
実はこのシーンが一番感動したかもしれない。
南米でも鉱山で奇跡の生還がありました。
今回もそのような奇跡が起きて欲しいと願うばかりです。
この映画、フィクションでは有りますが、一度ご覧になってみてはいかがでしょうw