「その気」にさせるまでがまどろっこしい(>_<)。
今日時間の関係でシエンタで高速を走る事になりました。
ETCを積んでいないので、20分の時間短縮のために使ったお金は950円。
ETCなら休日半額割引が適用されるから500円。
個人的には、30分の時間を500円で買うのならそれほど抵抗無いけれど、1000円近く出して30分しか速く着けない、というのは割高感がある。
その意味では「1000円上限」はちょっとバーゲンで渋滞の弊害もあるからイマイチだけど、それまでの休日半額割引は、金額的に妥当な気がする。
さて、久しぶりにシエンタで高速を走ってみたので、加速性能をKeiワークスと比べてみた。
すると、やはり「その気」にさせてからのシエンタの加速は、Keiワークスに比べて段違いにスポーティー感がある。
Keiワークスの方がアクセルレスポンスがいいので、100km/h巡航で高速を走るのは走り易いが、いかんせん小排気量の辛さ。
ノーマルエンジンのままでは、片側三車線の一番左のラインから一気に一番右に車を振って「スパッと」追い抜いていく芸当は無理。
何しろ135km/hでリミッターが効いてしまうし、アクセルをベタ踏みしても加速度があまり伸びないから、速い後続車の妨害になりかねない。
シエンタは「その気」にさせると、一気に右車線まで車を振れる加速力を持っている。
今日は140km/hまで引っ張ったけど、まだまだ加速する気持ちを持っている。
エンジンの高回転性能はとても良く頼もしいw
これを台無しにしているのが「CVT」と、今やアメリカで話題の「電子制御スロットル」だ。
マニュアルモードが無いCVTだから、加速する時
アクセルを踏み込む → エンジンが吹き上がり、CVTがキックダウンする → 車が加速に入る
この時間に2~5秒は掛かる。
しかも、その時間が状況によりけりで、毎回一定でないからからタイミングを取りにくく、困ったもの。
アクセルを踏んだ時に、車が「加速していいのかな?」と「考え事」をしている様に感じる。
これは、スロットルとCVTの連携コントロールが全て「コンピューター任せ」になっているからだろう。
MT車なら、ドライバーが自分の意思に合わせてアクセルの踏み加減やギアを選ぶけれど、CVTやATは全部コンピューターに「ドライバーの意思を判断させて」やらせようとしているのだから、タイムラグがあって当然だろう。
(シフトレンジをSにしてマニュアル操作をする事は可能だけど、4ATの2速~3速の中間に相当するギア比なので、高速ではとても使えたものではない。4ATの方がマニュアル操作の自由度がある。)
Keiワークスが1秒もしないで加速に入るのとは段違いに遅く、Keiワークス感覚で追い越し車線に入ってしまうと、車線変更が終わった頃に加速を始める状態になる(^_^;)。
しかし、ひとたび「その気」になって加速に移ると、1.5Lで1.2tonも有る車とは思えない加速力を示してくれる。
このエンジンの高回転性能を使いにくい車にしてしまっているのだから、とても「もったいない」と思う。
もしシエンタにマニュアルモード付のCVTが付いていたら、高速走行が楽しめるだろう。
かつての「ファン・トウ・ドライブ」のトヨタだったら、マニュアルモード付CVTのシエンタをラインナップしてくれていたのではないかと思うと、とても残念。
コメント
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
- 真鍋清 [2010年2月28日 23:31]
- 先ほどはレスどうもありがとう!
実は小生もマニュアルモードが付いていないCVTならではの悪癖をヴィッツで散々味わっているのですよ!
加速時にアクセルを深く踏む→キックダウン→加速に移る、という一連の流れがコンピュータ任せなためもあって例えば100-140km/h中間加速などタイムが非常にまちまちであることに是非注目していただきたいです!
最良だったのは20000および30000km時に記録した10.4sec、これは2000ccのルノーメガーヌ(フランス車)やブルーバードシルフィ20Jを上回り「1300ccのオートマ車としては驚異的な」データでした。ところが25000km時には16.76secまで大幅に悪化、不思議なことにそれが30000kmでは10.4secまで回復したかと思いきや同データ採録直後別のストレッチで100-140km/hデータを再収録したところ今度は14.9sec、4sec以上遅いのです!
その後35000-40000kmでは12.36-13.11secの範囲内にあり、以後現在(71165km)までは11.64-12.27secのばらつきとなり落ち着いているかに見えますが全体として見た場合、CVTって奴は同じ速度域のデータを測るにも最大40%!にも及ぶタイムの変化があり平均の取りようがないですね。 - まめ八 [2010年3月2日 20:54]
- こんばんわ。
確かにCVTは低速時からの加速がワンテンポ遅れる感覚があります。エスのように排気量が大きな車の場合わかりにくいのですが、ソニカは結構てき面に出ます。最初、ターボラグかな?と思いましたが、マニュアルシフトにしてやると結構ダイレクトに走るのでそうでもないみたいです。
ある程度速度が上がれば気持ちのいい加速をしてくれるのですが、低速ではややもたつきがありイラッ!とすることが時々ありますよ。
やはり人間の頭にはかなわないって事でしょう。o(^▽^)o - EP82-SW20 [2010年3月2日 23:16]
>真鍋清さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
やはりねぇ・・・(汗)
このタイムラグが毎回違うので、私の場合後続車が有る程度近くに接近してきてしまうと、車線変更を躊躇してしまうのですよ。
道の勾配によっても違う気がします。
車の受けているその時の走行抵抗で、同じアクセルの踏み加減でもキックダウンの度合いが変わって来ます。
欧州では燃費の悪いATよりCVTが売れないそうですが、高速走行が多い欧州では直結状態で走れるATの方が、走り易いからだそうです。
高速を走って走りにくいのは、通常のCVT車の宿命でしょうね(汗)
>まめ八さん、こんばんは。 連続コメントありがとうございますw
パワーに余裕が少ない車ですと、マニュアルモードが無いと、高速は非常に走りにくいと思いますよ(汗)
その点、MTはダイレクト感はばっちりですね。
しかしながら、いかんせん絶対的なパワー不足感は否めませんけど。
シエンタをMTに改造したいと、高速を走る度に思います(苦笑)- デコちゃん [2010年3月4日 9:53]
- こんにちは!
「その気にさせる」っていう表現が素敵ですね~♪よく感覚が伝わります^^
「お客様第一」と謳われているトヨタさんだったら、MT改造を格安にやってくれるオプションがあったらいいですよね☆ - EP82-SW20 [2010年3月5日 22:57]
>デコちゃんさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
表現、わかり易かったですか(^^)
そうなのですよ、今や「電子機器万能」になってきましたが、必ずしも万能ではないですね。
絶対「悪さ」はあります。
100人居れば100通りの感性が有るわけで、それをコンピューターにやらせて補おう、というのは、そこにプログラマーの意思が入りますから無理があっても当然でしょう。
MTならドライバーの感性との間には、そんな第三者の意図が入るケースは少ないですから、乗りやすいです。
改造仕様、出して欲しいですw- タクロウ [2010年6月15日 21:16]
- 僕たちが日通の海外旅行でヨーロッパへ8日間行く時に大型の専用バスに乗るわけだ。入国のための空港からホテル、出国のためのホテルから空港へは無料化の高速道路を経由するからだ。重いスーツケースをバスのトランクに入れ、一般道路や高速道路を走るからだ。育成会の人たちが乗る専用バスは速度何キロぐらい走るか教えて下さい。
- EP82-SW20 [2010年6月18日 22:11]
>タクロウさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
「どこを走るか?」によってでしょうね。
アウトバーンでは、「自分が安全で快適に走れる出しうる速度」と聞いていますから。- 真鍋清 [2010年8月16日 12:38]
- >タクロウ様へ
ヨーロッパの高速バスは通常110-130km/h程度で巡航しているものの、全開では140-150km/h出るものが平均的で、中でもベンツの観光バスはテストコースで200km/h!!!出たという報告まで聞かれます。すると当地でもVWゴルフの1.4TSIでは逃げ切れず、ゴルフなら2.0ターボのGTI、メルセデスC200KやBMW320i、プジョー407といった2.0-2.5Lクラス以上にならないと引き離せないものですね。