縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

仕事は一人でするのがいい

2011-09-17 | Weblog
新制作展を観に新国立美術館に行ってきた。
彫刻のあるブースに佐藤忠良さんの有名な作品が展示されていた。
佐藤さんは今年の3月に亡くなった。享年99才だった。
佐藤忠良さんは好きな作家だ。センスがいい。
佐藤さんの他に亡くなった会員の作品も並べて置かれていた。
享年98才、95才、皆さん長命だ。85才で亡くなった方が
すごく若く感じた。
絵画のブースにもここ一年で亡くなった会員の作品が展示されていた。
やはり長命の方が多かった。
「芸術家って長生きする人が多いね」と一緒に来た四十雀ちゃんが言った。
そうかもしれない、他にも理由があると猫社長は思った。
芸術家はたいてい一人で仕事をする。対人関係にわずらわされない。
社会で仕事をする人たちの悩みの一つに人間関係があると言う。
かなりストレスらしい。
猫社長は仕事は一人でする。薄利多売の貧乏陶芸家だけど
好きなことをマイペースでできている。
締め切りのストレスとか失敗とか先々の心配とかあるけど、
けんかもないし、いじめもパワハラもない。
「あんた、絶対長生きするわよ」とよく言われる。
悪いか?いやいやこれでいいのだ。


桜の樹の下には黒い仁丹が。

2011-09-15 | 旬時候
桜の木の下を通ると道が黒い仁丹だらけになっている。
桜に毛虫がいるのだ。仁丹はそいつらのウンコだ。
もしゃもしゃと葉っぱを食い尽くしているそいつらは
見上げても最初はよく目をこらさないと確認できないくらいちびだった。
ところが今日、5センチ以上になってグロテスクな姿を
そこいら中に曝していた。
今年は毛虫が大発生している。小学校の桜、公園の桜、並木道の桜、
カモシカさんの庭の桜にも発生している。
木を見上げなくても仁丹ウンコが教えてくれるので存在がすぐわかる。
毒蛾だったらいやだなあと、ネットで桜の葉の毛虫で調べてみた。
すると、こんなのに遭遇した。少しだけ抜粋。

〈とあるお宅〉というのは通勤途中にあり、実は昨年も「毛虫の研究をしているので」
といっていただいたお宅なのだ。枝にたわわにぶら下がっているのを見るとたまらずに玄関に立つ。
するとにこやかに迎えてくれ、「どうぞどうぞ全部捕ってください、今年は多いんですよ」と大歓迎される。
ほとんど取り尽くして家の前までくると、一本の桜の木からも毛虫がぞくぞく下りてくるのを発見。
しばらく捕る。
合計174頭で大猟。一日フン抜きし、ゆで、小分けにして冷凍する。
フンには桜の葉が詰まっているので赤いからちょっと驚くが、なれれば桜餅の香りなどが鼻をくすぐり心地よい。

うわー、この人毛虫を食べるんだって、気持ち悪いよー。でも、す、すばらしい。
きっと砂漠でも、湿地帯でもどこでも生きていける人だ。
猫社長はこういう人を密かに尊敬する。
ぜひ爪のアカ、いや毛虫の煎じ茶でもいいからいただきたい、、、とはやはり思えない。

そうそう、大発生している毛虫はマイマイガの毛虫で無害なのだそうだ。



促成栽培大臣

2011-09-12 | Weblog
松本清張の砂の器が何度も何度もドラマ化されているけど
あの名作丹波哲郎と加藤剛主演の映画を越えらたとは到底思えない。
それにつけてもテレビ朝日の砂の器は笑うしかなかった。

官房長官が新しく経産省の大臣に決まった枝野さんを即戦力と持ち上げていたけど
即戦力じゃない大臣てどんな大臣なんじゃ。
野球のドラフトの場合、即戦力は社会人か大学生。
そうじゃない高校生は一軍で活躍できるようになるまで数年かけて
大事に育てる。
今時の大臣て数年どころか数ヶ月、9日しか保たなかった人もいる。
育つ前に摘まれてしまう。
促成栽培大臣はひ弱ってことなんですかねえ。



どうする老舗豊島園

2011-09-10 | Weblog
豊島園が東京都に買い上げられる。
豊島園無くなるの?
豊島園と言えば、あの特異なコマーシャル。
大木にびっしりたかって一斉に鳴いている蝉の大群、真っ赤なキムチ鍋が
ぐつぐつ煮えているアップを延々と流す、暑さ倍増の夏のCMは
あっけらかんさがもう最高だった。
青島さんが中止にした都市博をパクってとし博と銘打った、
東京都をおちょくったCMも何度見ても見飽きなかった。
最近豊島園のCMがないなとさみしく思っていた。
豊島園金欠。
豊島園には一度行ったことがある。
イモの子を洗うようなプールに浸かり、
そのあと有名なメリーゴーランドに乗った。
THE日本の遊園地そんな感じだった。
 親会社の西武は売らんぞと言っている。
売らないと言っているものを買えるのか。
お店に時々非売品てなものが置いてある。
どうしても手に入れたいと思ったら
ほしいほしいほしいと懇願して三べん回って逆立ちして
ムーンウオークをすると、以外と相手が折れてくれる時がある。
でも今回ほしがっているのは東京都だから、上から目線で目をパチパチしながら
睨みを利かす。絶対ワンとは言わないだろう。
どうなる、老舗遊園地。





守り人シリーズ、バルサ役

2011-09-06 | Weblog
上橋菜穂子の守り人シリーズの完結編、天と地の守り人を読んでいる。
壮大なファンタジー小説だ。
登場人物の中心にバルサという短槍使いの用心棒がいる。
30代半ば、武闘の達人でめちゃくちゃ強くて賢くて頼りになる
そりゃかっこいい女性だ。
もし守り人シリーズが映画化されたらバルサ役は今なら絶対
澤誉だ、と勝手に決めた。
華麗な身のこなし、精悍な面立ち、筋肉質の体、
なにもかもがバルサにぴったし。
勝手に映画化、勝手にキャスト選びシリーズでした。