青いミニトマト

春に、買ってきたミニトマトのポットを日のよく当たる庭に植え替えた。トマトの苗は背丈がニョキニョキ
伸びた。やがて物干し竿を越えそれでもまだまだ枝葉を広げついにジャングルになった。
夏にはあまり実を付けなかったトマトは１０月に入ってから花が猛烈に咲き始めた。
グレープフルーツみたいに５，６固づつ束になってあっちこっちでたわわにぶらさがっている。
でも寒いのかトマト達は大きくなるけど、青いままで色が付かない。まるでさなぎのまま春まで
冬眠するってごねているみたいだ。それでも根性で赤く色付くトマトをもいで食べている。酸っぱい。
秋になるともうトマトは赤くならないよとおば猫に言われてから、ジャングルミニトマトをそろそろ
抜くかどうしようかなあと思案している。まだジャングルトマトにはざっと見渡しても５０ヶ以上の
青い実が風に揺れている。
猫社長さん、まだ抜かないで、わたしたちがんばって絶対赤くなるからとトマトが囁いた。
いっそ青いまま収穫して青汁みたいなジュースにしちゃおうかな。
１１月９日から日本橋丸善１階にて寅を中心にした展示会が始まります。
福岡丸善、津田沼丸善でも開催してます。