縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

ピノコ殺鼠剤騒動

2008-11-19 | ピノコ
ピノコが猫社長のプレハブ掘っ立て小屋の回りをクンクン嗅いだりガリガリ擦ったりしだした。
今年もネズミがやってきたみたいだ。どうも冬になると越冬のため、やってくるみたいだ。
掘っ立て小屋とは謙遜でなく正真正銘地面に直接建てたボロ小屋だ。
なのでネズミがやってくると薄い床の下で這い回っている音がするので分かるのだが、
今年はピノコの方がいち早く知らせてくれた。さすがキツネを追いかけ回すように作られた犬種だ。
てことで、床下に殺鼠剤を仕掛けた。ワルファリン、体中から出血する遅効性の薬だ。
真夜中だった。ピノコが掘っ立て小屋のまわりで大暴れしている。あんまりうるさいので叱りつけるつもりで
小屋の側まで行くと殺鼠剤の容器が表に飛び出して、中身がぶちまけられているのを発見。
赤い小さな毒のかたまりが地面に点々とむきだしになっていた。
ドキッ、おえー、ピノコ、おめえこれ食ったのかああ。赤い毒を集めてみたが、若干減っているような、
減っていないような、もし食べていたらピノコ死んじゃうかもしれない。
ピノコ、ごめんよ、まだ家に来て一年も経っていないのにもう死んじゃうなんて許しておくれ。
次の日ピノコを獣医に連れて行った。獣医さんは食べないんじゃないかなあ、もし食べたとしても
致死量にはなってないと思うよと言って、万が一のために解毒剤のビタミンKの注射をしてくれた。
あれから3日、ピノコは猛烈元気でエボラ出血熱にもならず、相変わらず猫社長の小屋の匂いを
嗅ぎ回っている。殺鼠剤を仕掛けるのはもうやめた。
それゆえネズミ先輩の問題は解決していない。ネズミは駆除したいが、ピノコは惜しい。

横浜そごう6階ジャパンショップに干支が並びました。
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