2005.07.21 早稲田大学戸山キャンパス
【研究発表】『今昔物語集』巻十四・四十五話「依調伏法験利仁将軍死語」を新羅の側から考える 松本真輔
【要旨】新羅を侵攻しようとした利仁が、中国から招かれた僧法全(or不空)の呪咀で殺されたという話が、『今昔物語集』(or『打聞集』『古事談』)に見られる。この説話が生まれた背景には、「呪咀」を廻る新羅と日本の熾烈な争いがあった。高麗時代末期に記された『三国遺事』の護国説話を検討しながら、羅日間で繰り広げられたサイキック戦争の様相に迫りたい。
2005.07.21 早稲田大学戸山キャンパス
【研究発表】『今昔物語集』巻十四・四十五話「依調伏法験利仁将軍死語」を新羅の側から考える 松本真輔
【要旨】新羅を侵攻しようとした利仁が、中国から招かれた僧法全(or不空)の呪咀で殺されたという話が、『今昔物語集』(or『打聞集』『古事談』)に見られる。この説話が生まれた背景には、「呪咀」を廻る新羅と日本の熾烈な争いがあった。高麗時代末期に記された『三国遺事』の護国説話を検討しながら、羅日間で繰り広げられたサイキック戦争の様相に迫りたい。