縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

白雪姫と仔豚(スペイン紀行1)

2006-02-27 23:04:44 | もう一度行きたい
 四十の手習いでスペイン語の勉強を始めた。いや、始めたことがあると言った方が正しいかもしれない、最近はとんとサボっているので。
 スペイン語を勉強する一つのきっかけが、このスペイン旅行だった。マドリッドからセビーリャ、コルドバ、コスタ・デル・ソル、グラナダ、そしてバルセロナ、2週間の旅だ。

 スペインでは英語があまり通じない。第2外国語といえば、まずフランス語、次がドイツ語、英語はその次の次くらいだろうか。英語の下手な僕でも、英語で話すと、もう少しゆっくり話して下さいと言われたりして、自分は英語が上手いのかなと見当違いの優越感に浸ったこともある。
 勿論、逆に言葉がわからず苦労したことも多い。バスに乗って、おばちゃんに、何がなんだかわからずまくし立てられ往生したこともある。どうも座席が決まっていて僕は彼女の席に座っていたらしい。

 折に触れて、このスペインの旅を綴って行きたい。マドリッドの話は美術館を中心に金曜日に書くとして、今日はセゴヴィアの思い出について書く。

 マドリッドに3泊したが、1日は日帰りで近郊の街を訪ねようと思った。トレドかセゴヴィアか迷ったが、結局、セゴヴィアに行くことにした。
 セゴヴィアといえばディズニーの白雪姫のモデルになったお城、アルカサルで有名な街だ。日本人にはあの東京ディズニーランドのお城と言った方が早いだろう。我々にとっても大変馴染みのあるお城だ。だが、さすがに本家本元のお城は、土っぽく、そして埃っぽく、存在感があり、歴史を生きてきたものというリアリティがあって良かった。

 また、セゴヴィアの入り口にある水道橋には圧倒された。ローマ時代、紀元前1~2世紀に造られたものらしいが、高さ29m、長さ728mという規模である。日本でいえば弥生時代にこれだけの物を造ったローマ人には脱帽してしまう。失礼な話だが、今のイタリアを見ていると、当時のローマ人には今と同じラテンの血が流れていたのかと若干疑問を感じずにはいられない。それだけローマが世界の英知を結集していた証なのだろうか。

 さて、セゴヴィアの魅力は古代ローマの遺跡と中世の城、そして名物“仔豚の丸焼き”である(ちょっと次元が違いすぎるかな?)。皮がパリっと焼かれていて、それはそれは美味ということだ。
 もう一度行きたい、何のことは無い、前回は一人旅で仔豚が食べられなかったのである。一人で食べるには量が多すぎる。「リオハのワインと仔豚の丸焼き」と流暢なスペイン語で注文する。はてさて、いつの日のことやら。やはりスペインは遠い国か。

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