縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

憤りを感じる堀江メール問題

2006-02-26 23:16:56 | 最近思うこと
 堀江メールの真偽問題が国会で大きな論議になっている。当初は問題を提起した永田議員、民主党が攻勢に立っていたが、その後は形成が逆転、永田議員は入院するは、前原代表の責任問題に発展するは、民主党のお寒い状況はご承知の通りである。

 本件に関する疑問。なぜ永田議員は真実だと確証のないメールを基に国会で質問を行ったのか。正直、あまり彼のことは知らなかったが、マスコミで彼の過去の活躍というか前科(?)を聞くと、どうもそれが彼の常套手段であった気さえする。今回の情報源の人物は業界では要注意人物であり、皆、相手にしていなかったのに、彼はまんまとそれに乗った、いや、敢えてそれを利用したように思われる。
 次の疑問。民主党の前原代表はなぜ永田議員にあの質問を許したのか。これはよくわからない。巷で言われるように、単に現執行部の未熟さなのか、もしこれが本当ならばと賭けに出たのか、そのどちらかなのだろう。本来、今国会は民主党が4点セットで小泉自民を攻めるはずだったのに、その機会を逸してしまった。

 私は特に支持政党はない。だから今回のメールの真偽問題についても、それがどちらに転ぼうと大きな関心はない。しかし、今回の件で残念に思うというか、本当に情けなく思うことが二つある。

 まず一つめはわが国の政治のレベルの低さである。今回の件が問題になるということは、3千万円の振込というか裏金があってもおかしくないと、皆、考えているからである。冷静に考えれば、そうした類のお金を証拠の残る振込で行うとは思えない。なのに、皆、あの自民党ならやりかねないと考えたからこそ、こうした騒動に発展したのである。国民が政治家をその程度にしか考えていない状況を寂しく思う。
 二つめは国会そのもののレベルの低さである。4点セットもそうかもしれないが、もっと国会で議論すべきことは沢山あるはずだ。膨大な財政赤字を抱える中、高齢化の進展に伴う医療費や年金負担の増加にどう対応するのか、世代間の公平をどう考えて行くのか、あるいは中国・韓国との冷え切った関係をどう改善するのか、等々、問題は尽きない。”党利党欲”で議論している場合ではない。

 政治家の中にも立派な志を持った方、日本という国を良くしたいと心から願っている方は大勢いらっしゃると思う。そうした方々が活躍できない、場合によっては世襲が強く国会議員にすらなれない、そんな日本の政治のシステムをなんとかできないのだろうか。


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