縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

今が旬のホタルイカ(富山の旅その1)

2018-04-26 22:36:36 | もう一度行きたい
 先週末、旬のホタルイカと白エビを食べに富山に行ってきた。
 実はまだ引越しの片付けが終わっておらず、部屋の中はダンボール箱が山積み。そんな現実を忘れたい、ひとときの安らぎが欲しいと思い、出かけたのであった。

 ホタルイカの旬は3月から5月。最盛期は産卵が活発化する4月である。滑川には、この時期(注:今年は3/21~5/6)ホタルイカ漁を見学し、青白く光るホタルイカの幻想的な姿を体験できるツアーがある。ツアーは午前3時~4時半と寝不足必至の時間であるが、一度は見てみたいと問い合わせてみた。しかし残念ながら既に予約でいっぱい。後で知ったが、このツアーはとても人気があり、直前に日曜日の予約など、どだい無理な話だったのである。
 その代わり、僕らは滑川の「ほたるいかミュージアム」に行くことにした。ホタルイカの発光ショーをやっている。それ目当てで行ったものの、なかなか面白く、とても勉強になった。

 ホタルイカの生態には多くの謎があるという。ウナギと同じように、孵化した後の行動がよくわかっていないらしい。どこを回遊しているのか(山陰から東北?)、何を食べているのか(動物性プランクトン?)等々。
 もっとも既に分かっている事柄、寿命は1年、水深200~600mの深海に棲む、春先に産卵のため陸地近くにやって来る、交尾(ホタルイカの場合は「交接」というらしいが)は産卵の2カ月ほど前、オスは交尾後に死ぬ、よって我々が食べているのは ほとんどメス、といったことも、僕にとっては新鮮な話ばかりだったが。
 あと富山県と兵庫県(ホタルイカの水揚げ全国1位)で漁の方法が違うとのこと。富山の定置網に対し、兵庫は底引網である。富山では産卵を終え沖に帰るホタルイカを定置網で捕まえている。鮭と違い、産卵後に味が落ちることはないようだ。また定置網だとホタルイカが傷みにくく、これも富山産ホタルイカが美味しい理由の一つである。

 さて、一通り展示を見たあと、お待ちかねの発光ショーへ。今朝獲って来たというホタルイカが、目の前の半円形のプールでたくさん泳いでいる。部屋が真っ暗になった。ホタルイカは防御のため発光する。そこで、プールの底に張った網を持ち上げ、ホタルイカを刺激。すると多くのホタルイカが一斉に光った。青白いというより白っぽい光だ。暗闇の中に浮かび上がる光。思ったより明るい。確かにきれいだが、何分室内で見ているので若干物足りない。いつかツアーに参加し海で光るホタルイカを見てみたい。

 俄かホタルイカ通になった僕らは、ミュージアムで得た知識を検証すべく(注:“食べる”ってことです!)、富山市内に戻った。そして、お気に入りの居酒屋『親爺』へ。ここは刺身が美味しく、さらに富山の地酒が豊富な店である。
 まずは地元ならではの刺身と、定番のボイルしたホタルイカの酢味噌を頼んだ。ホタルイカの刺身は、足を抜き、内臓や目、口、軟骨を取れば出来上がり。胴と足を生姜醤油で食べる。ホタルイカに最近話題のアニサキスはいないが、他の寄生虫はたまにいる。この寄生虫に加え鮮度の問題もあり、東京では生の刺身にお目にかかったことはない。身は柔らかく、噛めば独特の甘みが口いっぱいに広がる。
 ホタルイカの酢味噌はどこにでもあるが、富山で食べる酢味噌は格別である。身が一回り大きく、肉厚でぷっくりしている。ワタの味、旨みは濃厚。そして足が元気(?)。ボイルしたものを元気というのも変だが、足がくたっとしておらず、丸まっているのである。地元ゆえの、獲れたて・茹でたての証なのであろう。
 珍しいところでは、ホタルイカの昆布焼を食べた。生のホタルイカを昆布に載せて焼いたものである。「昆布ロード」とも言われる北前船の中継地だった富山。富山県民は昆布が大好き。なんとも富山らしいメニューだ。昆布の香りとホタルイカの旨み、これでまずいはずがない。酒が進む。

 こうして 一つ目の目標 = ホタルイカ を幸せにクリアした二人。そして明日は白エビが待っている!

勘弁してよ、東京電力!

2018-04-20 22:56:55 | 最近思うこと
 電力会社を東京電力から東京ガスに変えた。

 一般家庭向けの電力自由化から2年、僕は、新電力で電気料金が画期的に下がるわけではないし、手続きは面倒そうだし、特に東電に不満があるわけではないし、新電力に変えようと思ったことは一度もなかった。
 いや、世のため人のため新電力に変えるべきではないと考えていたくらいだ。新電力のほとんどは自ら発電しているわけではない。言ってみれば、彼らは東電など既存の電力会社の上前をはねているだけである。そんな新電力のプレゼンスが高まり、東電などの利益が減って発電設備や送電設備のメンテナンスが疎かになっては困る。我が国の電力供給の安定性、信頼性が揺らぐ事態になりかねないからだ。
 が、今回、東電の度重なる不手際、失態を目の当たりにし、新電力に変えることにしたのであった(すみません、偉そうに書いておきながら、単なる個人的恨みからです)。

 事件は電気の使用開始日に起きた。

 先日ブログに書いたが、貸していた家が空き、僕らはそこをリフォームして住むことにした。工事のため電気と水道を使えるようにして欲しいと言われ、僕はネットで使用開始の申し込みをした。
 で、問題の当日。リフォームに先立ち、現地で床材、壁紙等の色合わせをしようと、業者の方3人と僕ら2人でマンションに集まった。18時半、2月の終わりで当然ながら辺りは暗い。部屋に入った。電気のブレーカーを上げたが、なんと電気が付かない。水道は出るが電気はダメ。業者の方がライトを持っていたが、とても色合わせどころではない。僕は焦って東電に電話した。
 僕が事情を説明し、先方が確認したところ、東電側の作業は終わっており、電気が付かないのはこちらの設備の問題だという。作業員を送るが到着には1時間近く掛かり、相応の費用が発生するとも言った。設備の故障とは俄かに信じ難いが、電気のプロが言うのだから従うしかない。

 暗い部屋の中、色合わせも出来ず手持無沙汰な5人。作業員はまだかと皆待ちわびていたところ、40分は経っただろうか、僕の携帯が鳴った。まもなく着くとの作業員の連絡かと思い安堵したが、電話は先程の受付担当の上司のようだった。彼は、実は東電側の作業が終わっていなかったと言い、これから作業するが現地に誰かいるか、熱の出る電化製品等の電源が入っていないか、とのたまう。
 ちょっと待ってよ。まずは謝罪だろう、この無駄に過ごした40分をどうしてくれるんだ!と思いながらも、ご迷惑をお掛けしているリフォーム業者の方を前にして、僕は怒るのは控えた。なぜ手続きが漏れていたのか、最初の電話でなぜ手続き漏れを確認できなかったのか、なぜ謝罪しないのか等々を問い詰めたいところだが、その時間がもったいない。僕は現地にいる、近くに発熱する恐れのあるものはない、早く作業をお願いしたい、とだけ言った。
 後で妻が、いつもと違って(?)よくキレなかったわね、と感心していた。

 これには後日談がある。前の家から引っ越す、使用停止の日の話である。
 オートロックのマンションのため、室内での作業があるガスのほか、最後のメーター確認がある電気と水道も立会いを求められた。いずれも事前に電話してから来るとのこと。ガスと水道はその通りにやって来た。が、電気は来ない。予定時刻から1時間近く過ぎ、出発が迫っている。どうなっているのかと思い東電に電話した。
 先方が言うには、担当が1時間前に伺ったが不在のため帰ったとのこと。部屋には引越業者の方を含め常に5、6人おり、不在はありえない。スマホの履歴を確認したが、電話も来ていない。前の予定が押し、ウチを飛ばしたのではないだろうか。3日後がマンションの検針日となっており、ブレーカーを落とせば特に問題ないと言われ、その疑念が一層深まった。もしや計画的犯行か?

 「お役所仕事」というが、東京都水道局はきちんと対応してくれている。東電の方がよっぽど「お役所」的ということか。東電には、地域独占だった昔とは違い、我々には他の選択肢があるのだということを肝に銘じて欲しい。

パーソナル・トレーニングでダイエット?

2018-04-14 15:24:25 | 最近思うこと
 この半年、週1回、スポーツクラブでパーソナル・トレーニングを受けている。あのライザップではない。いつも通っている近所のクラブである。ライザップに通うのは相当の覚悟が必要。僕には到底無理だ。大きな楽しみ、生きる喜びである食事やお酒を制限されては、速攻ギブアップに違いない。
 というわけで、多少カロリーは気にしながらも好きなものを食べ、相変わらず週5、6回ペースでお酒を飲み、ゆるい感じでトレーニングしている。まあ、これで劇的に痩せるはずはないが、そもそも僕の体形を気にしてくれる人などいないし・・・。

 元々僕は週に1度スポーツクラブに行き、マシンで筋トレをし、小一時間走っていた。もう20年近く続けている。今まではこれで体形や体重を維持することができた。しかし、悲しいかな、この年になると代謝が落ち、同じことをしていては太るようになってきた。そこで今回スポーツクラブの回数を週1から週2に増やし、かつ内1回は個人レッスンを受けることにしたのである。
 僕は、体幹を鍛える、お腹周りの肉を落とす、の二つを目標にレッスンをお願いした。トレーナーは、元気で明るい筋トレ大好き女子。腹筋運動をするときの彼女は、満面の笑みを浮かべ、この上なく幸せそう。うら若き乙女(?)なのに、筋トレ好きが高じ、今に“エネゴリくん”のような体形になってしまうのではと、僕は秘かに心配している。

 そんなエネちゃんは(注:ゴリちゃんでは失礼なので)、僕にきつい運動をさせるのが好き。彼女曰く、トレーナーには、自分も含め、Sの人が多いとのこと。確かに、やさしく、遠慮がちな性格では、人に嫌な運動や厳しい運動を強いることは難しいだろう。もっともエネちゃんの言うトレーニングの内容はハードだが、その口調はいたってソフト。純粋に、僕の体を鍛えよう、筋肉を増やそうと頑張ってくれているに違いない(と思いたい)。
 この半年間、エネちゃんから、基本的な体幹トレーニングのほか、場所を意識した腹筋の鍛え方、足を鍛えるトレーニング、それにベンチプレスなどフリーウェイトのやり方を教わった。また、自分では気が付いていない体の特徴、弱点を指摘してくれ、目から鱗で有難かった。

 さて、半年間のトレーニングの成果であるが、たるんだ生活を送りながらも体重は2、3キロ減り、お腹周りは少しスッキリした(注:本人の主観的感想)。足の筋肉はもう少し欲しいが、肩や胸には筋肉が付いたように思う。
 そして、僕としては何よりも腰の状態が良くなったのがうれしい。体幹トレーニングは腰痛に効く。さすがに若い頃のようには行かないが、過去十数年で一番良い状態である。腰痛持ちの方は是非体幹トレーニングを!

 ところが、ここにきて大きな問題が。実は、今度引っ越すことになったのである。これからは一人でつらいトレーニングをしないといけない。もうエネちゃんの助けはない。トレーニング方法は一通り覚えたものの、やはり一人だと甘えが出てしまう。勝手に楽なやり方に変えたり、苦手な運動はやめたり。ダメだ、せっかく引き締まった体が元に戻ってしまう。
 が、不幸中の幸い、引っ越しその他物入りで(引っ越し代高い!!)お金がないから自然と食事制限できるかもしれない。あと、エネゴリくんのぬいぐるみでも買おう。それを見てはエネちゃんを思い出しトレーニングに励むのはどうだろう。しかし“いい年したオヤジとぬいぐるみ”という構図は若干気持ち悪い。そう思うと、同じENEOS繋がりで、エネちゃんがエネゴリくんより吉田羊に似ていたら良かったのだが・・・。
 あっ、誤解のないように付け加えると、エネちゃんは吉田羊とただタイプが違うだけで、とっても可愛い女の子です(って、もう遅い??)。