縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

バンコク見聞録(その2)

2006-08-15 22:44:43 | もう一度行きたい
 生まれ変わったら何になりたいか。バンコクでは「犬になりたい」という話をよく聞いた。バンコクの犬は幸せだ。一日のほとんどを寝て過ごしている。暑いせいだろうか、日本で思い浮かべる、ワンワン吼えながら元気に駆け回る犬の姿とは程遠い。本当によく寝ている。バンコクで歩いていたり、しゃきっと立っている犬に出会うのは珍しい。寝て食べて寝て(えっ、家の誰かみたいだって?)、本当に羨ましい限りである。暑い中、無駄にエネルギーを使うのが嫌なのか、ほとんど吼えもしない。番犬には不向きだが、暑いのに横でキャンキャン吼えられたら、それはそれでうっとおしいだろう。これぞ生活の知恵というべきか。とにかく、バンコクの犬が怠惰というか、のんびり人生(犬生?)を生きていることは確かだ。バンコクのドッグイヤーは多少長いかもしれない。

 話は戻り、バンコクで経験した初めてのこと。チャオプラヤ川の支流だろうか、大きな川を渡し舟で渡った。我々は大型のベンツに乗っており、車ごと船に乗った。それは筏に毛の生えたような船で、いつ沈んでもおかしくない。得がたい経験なのだが、何分恐怖が先にたち、楽しむどころか生きた心地がしなかった。
 そんな渡し舟も入れ、バンコクから2時間くらいだろうか、日本の大手商社が出資する鋼材の加工工場に着いた。東京からの車で2時間とはえらく違い、そこは何もない、ジャングルとは言わないが、林の中の工場だった。
 そこの日本人の社長は、こんなところまでわざわざ来てくれる日本人はほとんどいないと言って、とても喜んでくれた。僕だって、こんな所だと知っていたら来なかったかもしれない。知らぬは仏とはよく言ったものだ。しかし、入り口に日本語で「歓迎株式会社○○○○様」と書いてあり、我々の来訪が少しでも彼の喜びに、励みになったのだと思い嬉しかった。僕は何のとりえもない、ごく普通の日本人なので、いるだけで人に喜びを与えられることなど滅多にない、これが最初で最後かもしれない。同時に、総合商社の底知れぬパワーを感じた。

 もう一つ。タイ式マッサージの話。スクンビット、高架鉄道ナナ駅の近くに行きつけの(といっても3回しか行ったことがない)マッサージ店がある。バンコクに詳しい人に紹介してもらったのだが、ホテルや外国人向けの店よりも安く、腕は確かだ。スクンビット通りからSoi 5 を入ったスーパーの隣の建物の地下にある。足で踏みつけられたり、関節がボキボキなったり、ハードな感じがするが、慣れると以外に気持ちがいい。マッサージを受けながら寝てしまうというのも、あながち嘘ではない。足裏マッサージの方がよっぽど痛い。勿論、日本語はおろか英語も通じない。

 体がリラックスした後は、ゆっくりと食事を。というわけで、明日はバンコクの食事について書く。


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