Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

Take It to the Limit

2007年03月07日 | diary
 今週は事務所内での仕事が多い。一昨日も昨日もずっと事務所にいたし、今日もずっといると思う。外へ逃げ慣れてる身としては、けっこううんざりするんだけど、「でも、外は花粉が飛んでるしなぁ」と納得していたら、昨日は、届いた荷物を開けた瞬間、それはそれはひどいめにあった。おかげで今も鼻づまり。目は泣きはらしたみたいになってたりする。

 いい加減にしろよ、花粉。

 と、僕は言いたい。「なぜこんなことをする?」と問いただしたい。「僕に悪いところがあるなら言ってくれ。直すから」と譲歩したい。お願いだから、そっとしておいてほしい。

 と、そんな状態であったにも関わらず、昨夜はけなげにも馴染みのアナログ・バーへ。野暮用を済ませて軽く1杯のつもりが、居合わせた知り合い数名とざっくばらんな音楽話をしてるうちに3杯目になっていた。でも、それくらいでちゃんと帰ってきた。ノーマン・シモンズのセンスの良い演奏が気持ちよかった。

 ランディ・マイズナーの歌声が聴きたくなって、風呂上がりにイーグルスを聴いた。『One of These Night』と『Hotel California』を。つまり、“Take It to the Limit”と“Try and Love Again”を。ランディの控えめで素朴な作風には、いつも安心させられるし、とても身近に感じる。普通に夢を見てるところがいいし、まっすぐな歌声もいい。こういう歌は、ドン・ヘンリーやグレン・フライやジョー・ウォルッシュには書けない。ちょうど、ジョージの作るような歌を、ジョンやポールが書けないのと同じように。僕はそういう歌が好きだ。それはもしかすると偉大な歌ではないのかもしれないけど、ずっとそばにいてくれるから。

 何年か前、イーグルスを東京ドームで観た。そこにランディの姿はなかった。確か病気で療養中だという話を聞いていた(と思う)。ランディの歌を聴けないのが、僕には少し淋しかった。でも、グレン・フライが“Take It to the Limit”を歌ってくれた。伝わってくる空気が、他の名曲たちとは、確実に違っていた。そんな気がした。