Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

Dear Prudence

2007年03月06日 | diary
 日曜日は音楽仲間がうちに集まった。いつもの面々に加えて、僕らより10歳上の先輩方が2人。そのうちのひとりが「心のアーティストBEST20」を選んできたわけで、その世代らしいアーティストが選ばれていたり(ボズ・スキャッグス、スティーリー・ダン、アヴェレージ・ホワイト・バンド、カラパナ、南佳孝、デヴィッド・サンボーン、ネッド・ドヒニーなど)、やっぱりいつの時代も変わらない常連さんがまじってたり(ジョアン・ジルベルト、マイルス・デイヴィス、マーヴィン・ゲイ、スタン・ゲッツ、ストーンズ、ディラン、ザ・バンドなど)。で、そのつど語られる想い出話がどれも楽しくて、お酒もしっかりすすんで、やっぱり最後の方は記憶があやしかったりする。

 その人の第1位はボズ・スキャッグスだった。曰く「高校1年生の夏、ボズを聴いて僕の人生は変わった」とのこと。友達とキャンプに出かけたときに流れてきた『Silk Degrees』。それ以来、ずっとボズが好きだという。あのとき心に感じた温度が、いつまでも変わることなく、胸に残りつづけることがある。そうした音楽との出逢いは、やはり特別なものであって、それは純度の高い恋とよく似ている。

 ちなみに僕の1位はビートルズ。友人はザ・フー。別の友人はダグ・サーム。で、昨日の先輩がボズ・スキャッグスと。ふむ、とりあえず4人まで終了。まだまだつづくよBEST20。

 その日、友人がシングル盤を1枚プレゼントしてくれた。欲しくて頼んでおいたザ・ファイヴ・ステアステップスの名曲“O-o-h Child”。ニーナ・シモンのヴァージョンも、ヴァレリー・カーターのヴァージョンもいいけど、やっぱりこのオリジナルにとどめをさす。さらに「俺が持ってるのとB面が違うんですよ。レコード番号は同じなのになぁ。不思議だなぁ」と言う友人の言葉通り、なんとB面がビートルズの名曲“Dear Prudence”のカヴァーだったりするもんで、「なになに?これって俺のため?」とあり得ないことを思ってみたりもした。友よ、いつもありがとう。

 そんなわけで、昨日は遊び疲れて、やる気まるでなっしんぐな1日だった。効率などあがるはずもなく、ずるずると時間だけが過ぎていって、結局、家まで仕事を持って帰ったりした。ま、そんな日もあるよね。今日もがんばってこう。