サンパウロの庶民的生活

わたしの半径1メートル以内で考えたことや感じたことをつづってみようと思います。

ブラジルらしいなあと思うお誕生日ケーキ

2009-05-31 17:50:46 | Weblog
 夜に突然、幼稚園のお友達から電話があり、明日のお誕生日会へ来てください!とお誘いがあった。

 翌朝、なんとしてでもプレゼントを持っていかなければとがんばってしまうのは、我ながら日本人だなあと思う。以前から彼女にプレゼントしたいと思う本があったので、ちょっと遠い本屋さんに今も売っているかを確認したところNO!買いに行くと時間もなかったので、本はこの日は断念。
 その後、思い立ってネットショップで確認したところ、売られているでは!!便利な時代になったなあ…と、購入することに。でも、以前にこの本の内容を知っているからネットショップでも迷わず買うことができたわけで、見ていなかったらまず買わなかったと思う。

 結局、この日は近所で小さな消しゴムセットを緊急に用意して、会場へ向う。ほんとうに来てくれることが最高の喜びと信じているブラジル人ファミリーなので、何もなくてもよかったけれど、やっぱり私は今もって日本人。

 誕生日会はショッピングセンターのゲームセンターで行われた。日本から持ち運ばれたのだろうと思う機械もずらりとあって、にぎわっている。その側の部屋で誕生日会はあったのだけれど、ケーキの時間までは、子どもたちはひたすらゲームや小さなアスレチックなどで遊んでいた。


 ブラジル人の子ども好みのケーキはすごい。シンデレラやスパイダーマン、ケーキにキャラクターが張り付いている!!ライスペーパーに描かれた絵を張るらしいけど、問題はどうもこの着色料が気になって。しかし、子どもにしてみれば、ダイレクトに夢を与えられるケーキの気がする。子どもの夢を大切にするという点については、ブラジル人はプロ級だと思う。つくづく私にはその能力がないなあっと…リアリストな母であることに子どもに申し訳なく。


大砲付き要塞型ハウス

2009-05-30 17:21:25 | Weblog
 近所の日本人のママ友達を訪ねた。初めての訪問だったので、新しい道を通ることになった。
 途中はブラジルの風景が続くけれど、家に到着すると、日本人の女性がいて、日本語で話せる。そういった意味では、日本で友達を訪ねる場合でも、途中誰かとペラペラと話すわけでもない(ブラジルより話さないかも)し、日本で暮しているのとなんだ変わらない感覚かもしれない。

 途中、??と思うような家が現れた。ブラジルは建築基準があるのかないのか知らないけれど、築年数も家のデザインも人それぞれもいいところで、昨日見た家には驚いた。普通の住宅街が続く通りの一軒です。
 要塞型の家。

 よく見ると屋上には大砲、窓からは足!人形

 すごい…
 サンパウロは泥棒が多いといわれるわけだし、こんな要塞型の家なら安心という事か!?すごい古代的、いや、近未来的発想。でも実は表のみがこんな要塞で、裏の方は普通のレンガ積みのブラジルタイプの家で、ズラーッとロープに洗濯物が干されていた。



しょうが飴

2009-05-29 17:46:53 | Weblog
 2週間ぶりに風邪が完治したような感じがするけれど、まだなんとなくウイルスが体で活性化しようとしているような・・・のども痛くもかゆくもないけれど、なんとなくすっきりしない。
 ちょっと前にママ友達がチラッと話していたことを思い出して、近所の日本食料品店でのど飴を売っていないか尋ねてみたら、しょうが飴はあるといって出してきてくれた。

 ブラジル産だけど、日本語でしょうが飴黒糖入りと表記されている。店で尋ねるのも日本語なら、出してくれた商品も日本語表記。改めてここはブラジルだったっよね??なんて自問自答まではしないけれど、ブラジルの日本文化なるものは日本人の私にはほんとうに便利な世界。
 中を開けたら、黒い飴に、しょうがの繊維がまじまじと見えるような、いかにもしょうが飴。おいしかった!!

サンバのリズムでガスメーターを計る

2009-05-28 18:16:48 | Weblog
 家に帰る途中、サンバのリズムを打つパンデイロ(タンバリン)の音と歌声が聞こえてきた。静かなサンバだった。
 後ろを振り返ると、青い服を着た人がぞろぞろ。


 ん!青いぬいぐるみも着た人がいる。
 ようやくぬいぐるみを見て分かった。ガス会社がガスメーターの点検をして回っているようだった。このぬいぐるみはガスボンベの着ぐるみ!!
 メーターは大体どこでも見やすいところについているけれど、時々、家の中とか分かりにくいところについている。だから、こういう風に音を立てて目立つ行列で歩いてこられれば、みんななんだと思って家の中から顔を出すことになる。
 考えたものだなあ・・・
 
 

いただきます!の代わりに・・・

2009-05-27 17:51:51 | Weblog
 昨日は用事があってセントロを歩くことになった。
 サンパウロの中でも有名な教会がサンフランシスコ教会で、以前はずっと修復工事をしていたけれど、今はなかなか美しく内部の祭壇が復活している。

 せっかくだからと思って立ち寄ってみることに。
外から見ると、なんか地味な感じだけれど(真ん中の建物の水色の縁のもの)

中は結構ゴージャス。多分、ロココ風??
 昼にミサが行われていて、写真を入り口あたりからこっそり撮影。

 ブラジルでは教会の前を通りかかったり、教会に入る時は、とりわけカトリック信者の人は顔から胸にかけて十字を切るのが礼儀作法のようだ。それを見ていると、カトリックの教会に入る時、ずかずかと入っていくと、なんか失礼な気になって、なんとなく落ち着かない。だから、昨日は子どもともども十字をきることに。
 
 ちなみに、子どもの通う幼稚園は公立幼稚園だけれど、ご飯を食べる前に、いただきますの代わりに「Muito obrigado papai do céu.Amen bom apetite!(天の神様に感謝します。アーメン、おいしくいただきます!)」というようなあいさつをして、最後に十字を切るらしい。(子どもから学んだ)慣習はカトリックというかキリスト教で動いていることを実感。
 いただきますに相当する感謝の言葉がブラジルでもあるんだなあと思って安心。言うだけでなく、ほんとうに心から感謝できるようになってほしいなあ・・・

逆立ち少年が・・・

2009-05-26 18:46:51 | Weblog
 
 日曜日に近所の公園では子どもたちがたくさん遊んでいた。その中で一際輝いていたのが逆立ち少年。

 多分、8歳か9歳くらいだと思うのだけれど、逆立ちして上手に歩くだけでなく、何回もバクテンをピョンピョンしてしまう!!すごい!!

 どこにでも体操の得意な子どもはいそうだけれど、お兄さんが教えたらしい。それもすごい。まさに一芸。

電線に巻きつくマラクジャ(パッションフルーツ)のツル

2009-05-25 16:44:57 | Weblog
 ブラジルで初めて見た花で一番すごい!と思った花はマラクジャ(パッションフルーツ)の花だった。人によっては気持ち悪いというかもしれないけれど、私は美しいと思うのだけれど・・・

 今、近所の施設内でたくさんマラクジャの花が咲いて実をつけている。いつ熟すかなあ?
 取りたいなあなんて考えるのは私だけではないようで、写真をとりにこの場所へ向う途中、ずっとマラクジャを見つめている少年を発見!ライバル出現!!
 しかし、ものすごい繁殖力で、ツルが電線に巻きついている。それを放置しているブラジルの人々がすごい。電流入りで成長がよく、味もよくなったりするかもしれない。
↓分かりにくいけど、よく見ると電線に巻きついています。実はまだ青い。

信じる力

2009-05-24 18:36:01 | Weblog
 ある雑誌にクエートで10年間医者として勤務していたという女性の話が載っていた。
 クエートと今の日本が何が違うって、生きる気概が違うらしい。そして日本に帰ってきて驚いたのは、冷たい医師と看護師が多いということだったらしい!つまり、笑いのない医師と看護師というような。

 その根本的な違いを考えてみると、クエートではアラーの神を心から信じている人がほとんどで、命は神から与えられたものと信じている。だから、医者という職業の人間に「あと寿命が~です」なんていわれても、それがどうしたとはいわないけれど、それほど落ち込まないのだそう。今の日本の場合は、多くが余命を医者に告げられると、ひどければ自らのお葬式の予定を立て始めてしまうのだとか…医者だってたかが人間なのに、偏差値教育に洗脳されて人間の医者が偉いと言うような幻想がはびこり、その医者の言うことを鵜呑みにしてしまう。やっぱりどこかおかしい。お医者さんでも、人間以上の力を信じる人なら、そのクエート的お医者さんに近いかもしれない。とにかく、日本の医療現場に問題があるとしたら、人間を超越した力を信じないことに問題があるように思う。
 
 とにかく、アラブの人はアラーの神が守ってくれているのだから、死ぬということは最後まで自分や周囲の人間が決めること自体が信じられないことなんだと思う。決して医学の知識がないというわけではないそう。
 で、その信じる力が、難病を克服したりすることにもなるそう。

 これを読んでブラジルにもその精神に近いものがあると思った。少なくても私がお付き合いしているブラジル人たちはしっかりと信仰を持っていて、まさに、アラーの神ではないけれど、生かされているということを信じて生きているように見える。これは、すごい重要なことだと思う。この信じる力があって、初めて人間は幸せを知ることができると思う。そして、やっぱり、人としても尊敬できる人物に近づけると思う。実際、ブラジルの多くの人には尊敬に値する、私には、今の多くの日本人にはかけているものがあって、それこそ生きる気概、もっといえば信じる力が強いということにつきる気がする。
 お医者さんにしたって、あくまでも人の病気を支えるサポーターと言う感じで、友人のように一生懸命相手を知ろうと努めて会話してくれるし、多分、死ぬ間際まで笑いながら一緒に過ごしてくれそうな雰囲気がある。冷たい偉そうな医者は通用しない世界だと思う。

 考えてみれば、病院という言葉がよくないのかも。日本語をよく知らないけれど、イメージからすると、病院という言葉は、病(病気)の館という気がしなくもない。そんな病気が集まるところでは、そこで働く人だって冷たくなりかねない。ホスピタルといえば、例えばブラジルはホスピタリティーをものすごく重要視する国。つまり、おもてなしとか歓待とか、相手を尊重するといった精神の意味もある(日本人にも大いにある精神だと思う。自分を表に出さず人を立てるというか・・・)。そう考えると、ブラジルのHOSPITAL(オスピタルと読まれる)もおもてなしの館みたいな感じがして、それだったら医者が楽しく会話してくれるというのも納得したり。
 
 いずれにしても、机の上だけで学んで得られるものではないかもしれないけれど、やっぱり人間である以上、学んだり、教化されないと信じる力は養えない気もするような・・・さらにいえば子どものころから両親をはじめとする家族や社会の身近な人々の生き様が需要であるかもしれない。

↑バナナ泥棒ができそうな高さに実がついている。

インフルエンザ!?

2009-05-23 17:10:26 | Weblog
 どうも10日前から変な鼻風邪にかかり、なかなか完治しない。つらいのは、においと味がしないことが一週間も続いている。こんなことは今まで経験したことがない。匂いも味もしないのはかなりショック。

 様々な難病を克服させたと自負する83歳の翁に、説教されることを承知で電話相談を・・・予想通り「だらしない食生活を送って血が汚れているんだ」と言われてしまった。一切変なものを食べるなといわれ、なんと、腸をすっきりさせる薬を紹介され、とにかく、体から全ての毒を排出せよという。さすがに、今も薬は飲んでいないけれど、言われるとおり、玄米とフェイジョンだけを食べて療養中。おまけにハブ茶。そうしたら、時々、一瞬、味が分かるものやにおいがかすかに感じる時があるように。しかし、油断はできないという感じがする。

 世界で蔓延するインフルエンザについて、翁は、インフルエンザウイルスが悪いのではなく、かかるような免疫力を落とすような生活をしていることが悪いのだという。いわれてみればごもっとも。人類はウイルスや菌と共生しているわけだし、現代人のどこか間違った生活習慣がインフルエンザを呼んでいるともいえるかもしれない。
↓玄米食に励む。直るかな…ブラジル産のゴマと玄米です

治安が悪いというわりには

2009-05-22 18:51:23 | Weblog
 治安が悪いといわれるサンパウロだけれど、気候さえよければ、家の近所には結構夕方にも子どもたちが遊ぶ姿を見かけたりする。

 昨日は午後7時くらいに通りかかったら、真っ暗な中、幼稚園のお友達が自転車で遊んでいた!多分親戚のお兄さんあたりが見ていたと思うけれど、子どもがのびのび遊べる姿を見ると嬉しくなります。

↑小顔が可愛いジョバンナちゃんたち