サンパウロの庶民的生活

わたしの半径1メートル以内で考えたことや感じたことをつづってみようと思います。

ココアの箱の絵の謎

2009-02-28 17:48:27 | Weblog
 ココア・パウダー(ブラジルではショコラッチといわれている)の入った箱の絵がずっと気になっていた。

 そもそも、初めて砂糖なしのココアを探していた時、苦労した。ブラジルではたいていが砂糖入りのココアですぐに飲めるための商品として販売されている。ようやく見つけたと思っても、ココアという表示はなくショコラッチと書かれているし、箱の絵からして、ココアになんでこんな絵が描いているのか、本当にココアなのか、なかなか信じられなかった。

【↑修道士(頭に値札がついているけど)がショコラッチを混ぜていやに美味しそうな顔をして味見している。なんか一休さんに出てくるおしょうさんを思い出すような。】
 昨日、たまたまカカオについて調べていたら、ようやくこの絵の謎が解けた。そもそもカカオは南米原産で、ヨーロッパ人が新大陸に来て、カカオからできる飲料
を知って、最初にヨーロッパに持ち帰ったのはカトリック教会の修道士だったらしい。
 さらに、昔は、砂糖を使ったお菓子も教会の修道士やシスターが中心になって作っていた時代があって、教会関係者や王様とかのみが甘いお菓子を楽しめていたんだとか。
 たかがココアと思っていたけれど、実はブラジルのココアの箱は歴史を語っていたらしい

カーニバルが明けると

2009-02-27 17:08:06 | Weblog
 火曜のカーニバルで、水曜日までの連休が過ぎ、木曜日はなんとなく日本のお正月明けの気分のようだった。子どもの幼稚園を迎えに行く時そのように感じた。

 ブラジルではチョコレート卵で店がいっぱいになる、復活祭「パスコア(イースター)」の40日前がカーニバル?で、だから、カーニバルが明けて復活祭までが「四旬節」ということです。ポルトガル語ではクワレズマQUARESMAといわれている。
 この時期にちょうど満開を迎えているということから、写真の花はクワレズマとよばれているとかサンパウロでは今、どこでも見かけられる木です。インディオはなんと呼んでいたのかなあ…


ひまわり油

2009-02-26 17:54:05 | Weblog
 昨年、ある日本の健康食品の会社の講習会にブラジルで参加した。何でも、毎日何か食品をサービスしてくれるとのことで、ついつい、つられてしまい…

 すごいためになる話が盛りだくさんで、油の話が気になりました。大豆はアレルギーの原因だといわれているけれど、中でも大豆油はアレルギーの人によくないとのこと。アレルギーはもっていないけれど、気をつけたほうがいいような気がしてきました。

 オススメは「ひまわり油」ということでした。ビタミンEが豊富で、油の成分が異なるそうです。

 おまけに、ブラジルでは日本の5分の1の価格で販売されています(レートを合わせて)。つまり、日本よりは断然安いそうです。ちなみに最も安い大豆油の2倍強くらいの値段で販売されています。

 早速、油がなくなったので先週から使い始めると、体にいいような気分がします。

パラグアイの日本のお城!?

2009-02-25 17:35:24 | Weblog
 火曜日はカーニバルで休日。ご近所のファミリーからお誘いをいただき、シュハスコに参加させていただいた。
 日本に4年間の留学経験がある、ブラジル生まれの日本人(日系人ともいう)のお嬢さんがいるご家庭です。その中で、留学中に知り合った仲間に、なんと、パラグアイの日本のお城の城主がいる!?との話題にお殿様はなんとまだ30代の若さだとも…

 日本のお城とそっくりだということで、インターネットでも見れるということを聞き、早速検索。
パラグアイ 城(詳細)
 見つけてしまいました、すごいほんとに日本の大名の城。しかもパラグアイに!!

 サムライのお城、まさに一国一城の主になるというのは今の世も決して夢物語ではありません

手放せないバーミックスbarmix

2009-02-24 17:32:53 | Weblog
 ずっと前にいただいたバーミックスbarmixを毎日愛用している。

 バーミックスの宣伝をしているわけではないけれど、特にブラジルで生活するなら、断然便利で、毎日の食生活が断然楽しくなる(はず)。
 4種類の付け替え用の刃があって、ジュース、ひき肉、マヨネーズ、ソース、メレンゲ・・・なんでも作れてしまう。フードプロセッサーもあって、すりゴマ、練りゴマ、お茶、ピーナツバターなどなど、なんでもすぐに完成。
 ブラジルでの生活に欠かせないというのは、ブラジルは何でも食材はあるけれど、出来合いのものはほとんどない。だから、すりゴマや練りゴマがほしくたって自分で作らなければいけない(東洋食品店では売っているけど割高)。だけど、バーミックスがあれば簡単。

 話は変わって、日本でも売っている材料だけれど、日本だと家庭であまり作られず、ブラジルではおなじみの料理の一つが「サルデーラ」のパテ。つまり、いわしのパテ。おそらく、イタリア移民の文化?ちなみにレシピは、
・いわしの缶詰(小) 1缶
・赤ピーマン 小ぶりなら2~3個、特大なら1個
・タマネギ 1個
・にんにく 4片
・ピメンタ・カラブレーザ(タカの爪) 小さじ2~3杯
・油(健康のためにひまわり油かオリーブ油が理想的) 1/2カップ
・塩 小さじ1.5~2杯
《↓写真はサルデーラ以外の食材も入っています》

 野菜は細かく切って、材料を全部鍋に入れて、炒めて、蓋をして水分が出るまで約10分~15分弱火で火にかける。その後、バーミックス(なければミキサー)で液状になるまで混ぜる。そして、蓋をしてまた約15分煮詰める。出来上がり。イタリアパンやフランスパンに塗ってもいいし、ご飯のおかずにもなります。おいしいです。
《↓完成品と右にあるのがピメンタ・カラブレーザ(日本語ではタカの爪?かな?)》

 サルデーラはスーパーで買うと結構高いです。でも、バーミックスがあれば油分がついても掃除も楽で、同じ味が家で簡単に作れてしまいます。ブラジルにもハンドミキサーは売っているけれど、日本でいただいた(オリジナルはスイスらしい)バーミックスの方がやっぱり刃の切れがいいような・・・

ヤクルト球場のブラジル少年野球大会

2009-02-23 18:03:59 | Weblog
が、この土日に開催されていた。サンパウロから車で約1時間ちょっとのイビウーナという町にあるヤクルト球場に連れて行ってもらう機会があって、お邪魔させてもらった時の様子を…



 ヤクルトやほかの日本やブラジルの日系企業がスポンサーになっている試合のようだけれど、選手の子どもたちは日系人の子どもだけでなく、ブラジル人の子どももたくさんいました。暑い中、みんな元気で、一生懸命に試合に参加していました!試合を終えても元気な子どもたちは、サッカーをして遊んでいました。やっぱりブラジルだなあ…

 メローナという商品のアイスは、サンパウロでも最近はどこにでも売っているんだけれど(多分、韓国系のメーカー)、この日も営業に来ていて、ほとんどの子どもたちが買って食べていました。メローナ、美味しいけれど結構高いので、たちは我慢

木の精霊

2009-02-22 18:30:06 | Weblog
 カーニバルといえども、あまり日々の生活に変わりはなく…

 ブラジル人と一緒にいると、時々耳を疑うような話題が出る。例えば、大きな木のあるところで、木の精霊がいるんだとか言われて、木に手を当ててみる。
 いるともいないとも私には分からず、だけど、やっぱり大自然には不思議な力が宿っていそうだから、木に精霊がいるということを信じよう

↑近所の公園にて撮影。こんな木よりももっと大きなサイズの木をあっちこっちの公園などで見かけます。木の隙間に精霊がいそうなような

南米七カ国自動車旅行と赤信号のこと

2009-02-21 18:14:13 | Weblog
 南米7カ国自動車旅行をされる方がいる。すごくお若く見えるのにいわゆる団塊の世代とのことです。日本の団塊の世代が退職期を迎えて人生の新しい岐路にあれこれ次の人生を考えなければいけない時代、同じブラジルで生活されている日本人が、なかなか真似をできない旅にチャレンジされるのって素敵です

 車で思い出したけれど、昨日も暑い日差しの中、ベビーカーをせっせと押しながらサンパウロ特有のがたがた道を歩いていた。信号があったけれど、案の定、みんなが赤信号で渡っているような横断歩道で、私もみんなに習って赤信号を渡り始めた。すると、車が曲がってきてしまった。ゆっくりのスピードだったけど、危ない。そうしたら、向かいから赤信号を渡ってくる若いブラジル人の男の子が、車に向かって警察さながらの堂々とした姿で「ちょっと待て」というような仕草をして、私に渡るように勧めてくる。当たり前のことをしたという感じで、私もまあ嬉しくて「ありがとう」と言って渡りきった。

 しかし、ちょっと待てよ・・・この信号は赤信号で、悪いのは私やその青年。車の運転手にしたらどんな気持ちだったかなあ?でも、赤でも、もし人をひいてしまったら、いろんな意味で車の運転手が絶対に悪い立場になるのも間違いない。
 とりあえず、臨機応変に、できるだけ弱い立場の人間を優先するという精神が感じられるブラジル。法律を守ることも大事だけど、つまるところ、人間的な判断を下すことが一番大切という慣習が残るお国柄だと感じるのだけれど…

 ちなみに赤信号を渡るのって、関西もそうでなかったかな?関西の友人なら、歩いていて車が来ない様な道だったら、あまり赤信号を渡ることを悪いともいわないような気がするのだけれど(だけど見つからないようにかな?)・・・やっぱりサンパウロは姉妹都市大阪よろしく、関西と文化が似ている部分があるような気がしてなりません。

↑小さい時から堂々としたジェスターを身に付けている、でもかわいらしい子どもたち

外れる床

2009-02-20 17:31:50 | Weblog
 ブラジルの建築物で、30年~50年以上昔に建てられたものかなあ?内部の床はいわゆるフローリングで、木目調で、よく手入れされていると美しいと思うし、一般のブラジルのタイル張りの床よりは温かみがあって私は居心地がいいように感じる。

 ところが、この床、古くなると、というより、日ごろの手入れが悪いと、すぐに床にはめ込んでいる木の板が1枚、2枚と、ぽこっと取れてしまう。

 現在も一般の家でこのような床にされている家もある。もちろん、木目調のシートを張ったようなフローリングの床にもできるし、石のタイルの床にもできるし、色々できる。

 でも、もし、この1枚1枚、丁寧に床にはめ込まれた木の板の床の家に住むならば、相当、この板をはめ込み直す作業が日常のスケジュールとなることを覚悟しなければならない。

恥知らずのマリアMARIA-SEM-VERGONHA

2009-02-19 18:31:17 | Weblog

 サンパウロを歩いていると、公園とか道の片隅、人の家のお庭なんかで時々咲いているのが上のお花。マリアーセンーベルゴーニャというらしい。
 辞書にもMARIA-SEM-VERGONHAとでていて、ホウセンカとなっている。私の知っているホウセンカとはずいぶん違うような気がするのだけれど、、、

 マリアーセンーベルゴーニャは日本語に直訳すると、恥知らずのマリアというような意味があって、つまり、マリアという名前もたくさんの人がつけられているけれど、このお花も恥ずかしくないのかい?っていうくらいに、あちらこちらに花を咲かせて現れている、っていうことを暗に示しているのだとか。結構かわいい花だと思うんだけどなあ・・・