サンパウロの庶民的生活

わたしの半径1メートル以内で考えたことや感じたことをつづってみようと思います。

ドングリの代わりに

2009-03-31 18:11:09 | Weblog
 サンパウロでは木があってもドングリが落ちているのを見たことがない。
 その代わりにヤシの実がよく落ちている。

 この実はこんな風になっている。

 最初は赤いけれど、乾くと枯れ草のような色の繊維で覆われてくる。
 ブラジルの子どもは、よく土でケーキを作ったりして、この実を上に飾ったりしている。サクランボとか言ったりもしている姿を見た。

ヤシの葉、注意!

2009-03-30 06:37:53 | Weblog

 近所の公園で手を洗っていたら、バサッと後ろの方で大きな音が聞こえた。
 「もしや!この音は!!」との予感に間違いはなく、枯れたヤシの葉が落ちてきた音だった。
 
 今まで身近にヤシの葉が落ちてきたこと4、5回。かなりの音がする。一本のヤシの葉(というかヤシの枝というのだろうか)は約3mくらいあって、かなり大きい。そんなものが最低でも6メートルくらい上から落ちてくるので、まともに当たれば小さな子だったら大怪我もしかねない。案外すごく重いということはないけれど、それでもまあまあな重さと大きさ。

 これまではあたったことはないけれど、いつも突然バサッという音とともに一瞬で落ちてくるので、気をつけないと・・・

日本の教科書を受け取る

2009-03-29 02:28:15 | Weblog
 4月から日本でなら小学校一年生だったはずの長男。だけど、ブラジルにいるということもあって、サンパウロ日本人学校に通うこともなく、ブラジル人として近所の学校に今のところは通い続ける予定になっている。
 だけど、日本国籍の子どもであれば、申し込めば、日本の教科書を受け取ることができる。日本人として法律上認められているということ?だと思います。
 先週、領事館の方からご連絡をいただいて、国語、算数、書写、生活、音楽、図工の教科書を受け取った。国語の方は懐かしい内容だった。だけど、日本語の習得って、教科書だけではまず難しいと思った。やっぱり、日本語を読み書きできるためには、いわゆる副教材で徹底的に書く練習も必要だし、日本人同士が会話する環境に接することも不可欠だと思う。
 教科書の裏の言葉がドキッとした。「この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ、国民の税金によって無償で支給されています。大切に使いましょう。」
 今回、ブラジルで教科書を受け取ったことで、なおさら日本からの教育の恩恵をありがたく感じ、大切に使わなければなあと深く感じ入ることになってしまった。


世界が舞台!前向き日系ブラジル人の話題

2009-03-27 16:44:15 | Weblog
↓ネスレのチョコ。ブラジルはお菓子といえばネスレが強いです。個人的には独特な粉ミルクっぽい風味が苦手なのですが・・・

 「国際夢ネット21」というグループに参加させてもらっている。
 このグループは、日本人で、海外で暮して活躍されてきた方々が主なメンバーで、本来、私が参加するのは???なのですが、ずうずうしい性格が幸いし、若い人にもぜひ参加してもらいたいということで、以前ご好意でメンバーに加えさせていただきました。若い日本人が海外に着実に生活基盤を移す場合、日本人の先輩の意見は絶対に聞くべきです。
 
 ところで、頻繁にメンバーからタイムリーな話題が送られてきます。今日は丸木さんという方が世界で活躍する日系ブラジル人の話題を紹介してくれました。
 
 日系ブラジル人といえば、日本国内では負のニュースばかりが蔓延していますが、世界で活躍する日系ブラジル人がいます。そうなると、彼らは日本育ちの日本人以上に名実ともに力があります。当然といえば当然、ブラジルはやっぱり寛大でありながらも弱肉強食な世界。強いものが生き残るけれど、だからといって弱い者を飢え死にさせるようなこともありません。そんな中でマイペースに試行錯誤してもまれてきたら強くなるのではないかなあ?ともかく子を育てる日本人の親も強くなくちゃ生きれないというのが日々の感想
 日系人は日本人の同胞だと思います。だって、日本人の親の子どもや孫だから。たまたま日本じゃないとこで生まれ育っただけの話、と子どもを持ってみて思うようになりました。そんな日系ブラジル人の活躍を聞くと勇気付けられます!
 
 以下に丸木さんの世界で活躍する日系ブラジル人の話題を紹介させていただきます。そういう世界もあるのだなあと思わされました。
【世界同時不況により、日本では人員削減が続発し、ブラジルからの出稼ぎにも被害者があると伝え聞きます。一方アメリカやカナダでは今も尚、印度や中国からの移民が続々やってきて、ハイテク企業を設立しております。ここトロントにもブラジル二世の優秀な技術者や科学者が大勢居り欧米企業の中枢に座ってます。日本のコンピューター産業は欧米よりはるかに遅れ、韓国よりも遅れてるといいますから、このようなブラジル生まれの頭脳が親の祖国に求められてると思います。ブラジル人は優れた国民ですから、日本のハイテク産業に必要不可欠な存在になると信じます。】

風邪対策

2009-03-26 18:50:12 | Weblog
 一週間前からなんとなくのどが違和感を感じ、昨日あたりからようやく快方に向かったような気が・・・

 ブラジルでは長男が生まれてから一度も産婦人科以外の病院は行ったことがない。子どもたちも病院に行ったことがない。市販の薬も飲んだことも飲ませたこともない。
 もっぱら日ごろは自家製青汁を健康法に取り入れ、最近は玄米食を取り入れ、風邪を引きはじめたら、生姜湯、プロポリスを中心に徹底的に風邪ウイルスを追い払えるように免疫力アップに努めています。意外と、こんな原始的方法で風邪は悪化しないので助かっています。

 日本ではすぐにお薬に頼っていましたが、ブラジルの市販薬は日本人の体質には強いものも多く、もし、ブラジルでお薬を利用するなら、口コミの民間療法の生薬みたいな方が案外効いたりするようです。とにかく「病気にならない生き方」をすることの重要性を感じています。

↑どこの国にもあるコインのチョコレート

日本人のお祖母ちゃんと8歳の孫

2009-03-25 18:37:28 | Weblog
 子どもの音楽教室で授業をまっている間、隣に座っている人が日本語の新聞を読んでいることに気づいた。
 話しかけるのは悪いと思ってしばらく様子を伺っていたけれど、どうしても声をかけたくて、ついに話しかけてみることにした。
 
 聞いてみるとやっぱり日本人で、36年前にブラジルに来たけれど、私と同じサンパウロ在住暦は7、8年とのこと。8歳の孫を大学院生の娘の代わりに連れてきているのだという。今となっては間違いなく人生の先輩であり、ツーといえばカーの意見が聞けて嬉しく、家も近所だと分かり、一緒に帰ってくることになった。
 日本人のおばあちゃんだけれど、お孫さんはポルトガル語しか話さないそうだ。夢のようだけれど、それが現実の一つ。
 でもお孫さんは日本の小学生と変わらない雰囲気で、ランドセルを背負う姿が容易にイメージできる。
 言語の習得は不思議な世界で、まさにあるがままを受け入れるしかないというような感じがするのだけれど、いつでもどこでも、今生きていることが幸せであるという心を持てるように子どもを育てられればいいなあ・・・
 

「イパネマの娘」を練習する少年

2009-03-24 18:15:14 | Weblog

 ギターとカバキーニョで「イパネマの娘(ガロッタ・デ・イパネマ)」を練習する少年たちを発見。いつ、だれが弾いていてもすてきなメロディーです。

 こんな平和的な光景の一方で、最近は近所で強盗が増えているとか。金融危機の影響かもしれません。お金持ちでもないのに襲われる可能性があるというのが衝撃的な世界。防ぎようはなく、せいぜい、大金は持たないということしかない世界です。でも、小金は持ち歩いて、50レアルくらいは襲われたら渡すのが身の安全のためと言われています。
 50レアル(2500円くらい)は私の懐にだって超厳しい(苺ショートケーキが20個食べれる!)けれど、襲う方は襲う方で、50レアルを稼ぐのがいかに大変かを知っているともいえ、そういう意味では、お互い戦友だなあという気もします。

旬の柿

2009-03-23 17:03:33 | Weblog

 柿の季節になりました。
 ブラジルではおなじみの熟れすぎの柿です。というよりも、この種類の柿はこのように熟らさないと渋い種類ということです。スプーンですくいながら食べています。
 日本のタイプの柿もあります。こちらもおいしいけれど、高いし、食べなれるとこの熟れすぎの柿の方がおいしかったりします。
 

いつもの図書室で

2009-03-22 18:07:09 | Weblog
 週末、よく調べ物をするために足を運ぶ図書室があります。そこの壁が面白いなあと思ったので写真を撮ってみました。

 タイルにデザインされています。図書館を意味する「biblioteca」と記されています。

 どうして下のほうに縫い針があるのかなあと、最初はよく分からなかったのだけれど、ずっと観察していてようやく気づきました!bibliotecaが糸で細かくバッテンに縫い付けられているデザインだったのです!
 針の糸と縫いつけられた糸の色が違うので、分かりにくかったです(言い訳)。
 このタイプの縫い物、ブラジルの女性で好む人が結構います。みんな上手です。以前、名前を縫いつけてもらったタオルをいただいたこともありました。そんな私は、縫い物は全くといっていいほど不精で恥ずかしく・・・ 

ポン・デ・ケージョ

2009-03-21 18:35:10 | Weblog
 いつも立ち寄るパン屋さんでは、必ず子どもたちはポン・デ・ケージョを試食させてもらっている。
 冷凍のポン・デ・ケージョもおいしいけれど、パン屋さんの出来立てはやっぱりおいしい。大きいのではなく、ミニが食べやすい。

↑下の右端がポン・デ・ケージョ
 でも、以前、自分で原料のポービーリョの粉から作ったら大失敗。硬いは、臭いは、とにかく部屋中が臭くなって・・・
 ブラジルのポン・デ・ケージョはポービーリョで作る。ポービーリョはマンジョッカ(キャッサバ)のデンプン質。甘味と酸味に分けられて粉が売られていて、とにかく粉自体ににおいがある。だから、ポン・デ・ケージョを作るのに失敗した時は、粉のにおい、チーズのにおい、卵と油のにおい、なんかとんでもなく臭くて失敗作の後始末に往生してしまった。レシピ通りに作ったらあんまり失敗しないはずだけど、ブラジルのレシピは私にはどうも難しいです。コツがあるんだと思います。