サンパウロの庶民的生活

わたしの半径1メートル以内で考えたことや感じたことをつづってみようと思います。

りんごの値段

2009-05-03 17:51:49 | Weblog
 4日ほど前から、いつも立ち寄る近所のスーパーでりんごが安売りされていた。 安くなった初日は1キロ1.99レアル(約99円)になっていて、すかさず1キロをまとめ買い。見る感じ、少し傷があって冷蔵庫に入れられているという点以外、特にまずそうにも見えず、家で食べてみると普通においしくいただけた。

 昨日はフェイラ(露天市)があったけれど、そんなにりんごが安いわけも無いことを知っているので、フェイラで買い物をする前、まずはスーパーにりんごがまだ売られているかをチェック。先日と同じ場所にあるりんごは、1.5倍に値上がりしていたので、「安くない」と子供に小声でぼやいていると、それを耳にした店員さんが、「安いのはあっちへ移動した」と丁寧に教えてくれた。
 すると、1キロ0.99レアル(99センターボ)(約51円)にまで値引きされている。4日前とそれほど変わらない品質。またもや1キロをまとめ買い。
↓スーパーのりんご

↓フェイラの一般的なりんご。これは4個(約500グラム)で3レアル(約154円)

 気分よくフェイラに向かうと、近所の日本人ママ友達に出会う。偶然、奥さんもりんごを買っていて、でも、フェイラで買ったらしく、品質は上々だけど、3個(約400グラム)2レアル(約102円)だったという。すかさず、スーパーで安かったと声を大にして宣伝する私(なんておばちゃん根性!隣の奥様は控えめな上品な奥様なのです…)。
 一緒に奥さんともうすぐ2歳の女の子とフェイラを散歩する。フェイラの楽しみの一つは、チョコチョコ試食させてもらえることで、我が家は母子ともにずうずうしく試食させてもらっては、必ず買うということも無く、フェイラを渡り歩いている。お隣の奥さんは日本人らしく、遠慮がちで控えめなので、思わず、私が試食を手渡す。我ながら実におせっかいだ。

 そんなこんなで、りんごの安売りは広告を見ても載っていない。ずいぶんと値段に差があることに驚きつつ、やはり、納得の品質と値段の商品は、自分で歩いて見つけるしかないなあと学習した。