アンゴラに到着した、と思ったらそのレストランはコンゴ人の店だ、と女主人に言われた。
そうはいってもアンゴラでポピュラーなキザカという料理を出してくれた。キャッサバの葉っぱを煮詰めたもので、フフー(アフリカでポピュラーな主食)と魚の頭が添えられて。
アンゴラの公用語はポルトガル語。コンゴの公用語はフランス語。でもアンゴラには250くらい、コンゴは400くらいの異言語があるらしく、コンゴとアンゴラの国境はフランス語でもポルトガル語でもない普通に現地の共通語で意思疎通をするらしく、サンパウロのコンゴ人のレストランでもコンゴ人とかアンゴラ人なんてまったく見分けがつかず、コンゴという領土とアンゴラという領土から来た色んな部族にルーツを持つ人々が普通にサンパウロ暮らしを悲喜こもごもに。