サンパウロの庶民的生活

わたしの半径1メートル以内で考えたことや感じたことをつづってみようと思います。

パン屋さんの思い出写真

2016-08-29 06:36:36 | Weblog


 これまでの歩みをまとめたくなるというのは人間どこにでもある心理らしく...
 地域のパン屋さんとしての思い出を振り返るパネルが。
 このパネルを作ろうと思ったきっかけが気になる。



三つ葉の増殖

2016-08-28 09:18:30 | Weblog


 以前、繁殖し過ぎて駆除に困ると言っておすそ分けにあずかったミツバ。
 ようやくその意味が分かるくらい、親株三つ葉の周りには子三つ葉がとめどなく広がり。。
 前に日本から持ってきたり、もらったミツバの種は芽を出さなかったり、管理人さんが駆除してしまったり、三つ葉を育てるのは難しいのかと思っていた思いを一掃される、他の野草を駆逐する勢いの三つ葉の増殖力。
「ローリエの粉」


サンパウロ二階建てバス

2016-08-27 07:02:10 | Weblog
 もう知ってる場所ばかりの周遊とは言っても、一度は乗ってみて街を眺めても違う風景が広がってそうかな、
 サンパウロ二階建てバス。


 最近、ひょんなことから新しくできた対馬とのご縁。ブラジルから対馬に行こうとすると、日本国内から対馬を見る視点やルートと異なる事に気付く。
 つまり、サンパウロから釜山に渡航し、そこから船で渡るのが一番早そうだと。日本を経由すると、どこかの国際線ターミナルを経て長崎空港なり、そこから飛行機に乗り換えて対馬まで。もしくは博多あたりから船に乗り換えるので絶対に時間がかかる。
 もっとも、日本国籍保有者だから釜山経由ルートが容易な訳で、ブラジル国籍の人は、日本のビザも必要だし、韓国のビザも(多分)必要なので、意外と面倒になるどころか、実際に数年前には日本育ちの韓国人だけどブラジルに帰化してしまって、釜山から日本に行くつもりがビザを取ってなくて再手続きには時間がかかるため、結局その時は日本旅行はあきらめたという話を聞いた。
 まだまだ、保有パスポートによっては国境を超えるのは面倒くさい手続きもあるんだな

私なしでは生きられない

2016-08-25 13:34:33 | Weblog

 
 だいぶ前のイギリスのEU離脱騒動の写真を久しぶりに見かけて、あまりEUということ自体がピンとこずなじみのないブラジル育ちの子供が最初に
Can't live without EU
と言うフレーズを見て一言、、、
私なしでは生きられない!?
 冗談みたいだけど結構まじめに言うので、確かにポルトガル語の一人称(私)はEU。英語とポルトガルのミックスと考えたら、しかもブラジルではなぜか大文字ばっかりで文章を書く習慣がめずらしくないので、そりゃあEUが私に見えても仕方なく、そう見えるブラジル人は密かに多いのではないかと想像してみたり。
 世界の先行き不安なイギリスのEU離脱が、ブラジルならピアーダ(面白話)に流れてしまっても違和感なく。。

誇り高きポルトガル人

2016-08-24 11:31:05 | Weblog


 ポルトガル人とブラジル人の違いといっても、ポルトガル語を話すし、顔も見分けがつきにくいし、、、でも、やっぱり本当に話してみると、それ以前の雰囲気からして結構違うのは分かるような気がする、今日この頃。
 ちょっと話しこむと、ポルトガル人はよく私はポルトガル人だと宣言する。そこにはブラジル人ではないという事が暗に含まれている。とにかく違うのだ。それに加えて歴史を見れば旧宗主国ポルトガルと植民地ブラジル。だから、ポルトガル語でポルトガル人向けの新聞までブラジルでも発行され続ける。ブラジルにいてもポルトガル人だと思えばポルトガル人。


 そして、日本人からすると、ブラジルにおいてはポルトガル人意識が高い人の方がどうも付き合いやすいというのは、商売とか本当に利害関係が絡む時になるとどうもポイントが高くなるのは、先輩日本人からも聞いた事がある。とにかく違うのは確かなんだろう。
 最近発生した利害関係が絡むトラブルでは、きっぱリと勢力が二分し、一方の勢力に賛同したのは多数派のブラジル人、そしてもう一方の勢力に賛同した少数派はブラジル国籍でありながらポルトガル人(もしかしてポルトガル国勢保有者)という人と、日本人及びその関係者だった。明らかに良しとする事、常識の基準が違う事に起因する二勢力とも言えた。真理はともかく、強い自己主張の雰囲気、感情に訴えようとする点では圧倒的にブラジル人勢力が優勢だった。
 ポルトガル人である事に誇りを持つ人は、概して働き者で堅実で、結構控えめで大人しい雰囲気がある。イワシも食べるし、日本人とは何だかんだ言っても相性はいいんだろう。
 多民族共生、ブラジルはみんな仲良しと言うのは表面上で、利害関係が生じると、本当の価値観とか道徳観とかがはっきり表れて、そうそう簡単に誰でも信用できて手を組めるというわけではない。ブラジル人と言われるだけでは得体がつかみづらいのがブラジル人に違いない。もちろん、個人によりけりだろうけれど、ブラジルのような多民族で国が成り立ってきたような若い国では、まだまだ、それぞれの人にそれぞれのルーツの民族性というのが残されている場合もあるので、あながち何人とか何系という自覚は一つの判断材料になるのは決して否定できない。そう、イギリスがEU離脱したという事がいかに多民族共生が困難かを物語っている。
 

ポルトガル祭り

2016-08-17 20:52:32 | Weblog
 地域のカトリック教会で開催予定のポルトガル祭りの案内ポスター。
 日本祭りも日系人の多そうな地域ではあちこち最近は行われているとはいえ、その気になればどこの地区でもポルトガル祭りは行われてもおかしくないほど、街のどこにでもあるパン屋さんはポルトガル系の人がはじめている場合も多いし、どこにでもあるカトリック教会がポルトガル人の心のよりどころであった事も多そうだし、そもそもポルトガルの植民地だったブラジルなわけで、でもなんか異国のお祭りの感じにも感じるポルトガル祭り。

陰謀

2016-08-16 06:26:31 | Weblog
 今朝一番に目を引いたニュースはリオオリンピックの会場でカメラが落下したニュース。このニュースを見て、ブラジルにいる人なら特に驚く事もなく、原因を追究してもあまり意味がないというのが共通の思いじゃないかと。。変な話、テロ以上に予測不可能な脅威は決して少なくない。
 先週、アパートの住人から一つの知らせがあった。
 ビルの管理会社とアパートの役員がケンカして、ビルの住人全員に対し管理会社が訴訟を起こし、30万レアルの罰金を支払わなければならないのだと。でも、今は値下げされて罰金は4万レアルになったと。
 具体的な値段を示されるとほんとうっぽく感じ、彼女の話では今の役員のをやめさせるサインをすれば支払いに参加する必要はないというような感じだった。
 そう来るならサインしようと思うのがごくごく普通の小市民の行動だと思う。さっさとサインしたところ、どうやら別の事情が判明した。
 なんでも、サイン集めをしている人は役員に犬のフンの始末について忠告されて、ビルで放置していた場合は罰金という命令を下されてあまり役員を快く思っていなかったとのこと。そして、管理会社とは確かに言いあったものの裁判になったという話は一度もなく、罰金の支払い命令は絵空事。
 さらに掘り下げると、以前勤めていたビルの管理人がきちんと仕事をしない事を管理会社に訴えたところ、それは認められず、結局役員が代表して管理人をやめさせ、それを根に持つ元管理人と管理会社も犬のフンを注意された人と一緒になって役員下ろしを画策しているようだった。
 それらの事情をあまり分からず、ポルトガル語もあまりよく分からない日本人の女ならだませそうだという事で、あまりにもあからさまな大ウソに具体的な裁判費用をちらつかされて、すっかりだまされてしまった。
 結局、冷静に考えると、役員の方が明らかに真面目に仕事をしてビルの住人が快適に過ごせるようにがんばっていたのに、一部のグループの陰謀にすっかりはめられてしまったことにふがいなさを感じつつ、ブラジルタイプな(あからさまな)大ウソと陰謀作戦に思えて、今後はだまされないように、ひごろ接触の無い人が突然とんでもないと思うような話を持ってきた時はまずは疑う事から始めようと学習した1件だった。とりあえず何か大きな被害に巻き込まれることはなかったものの、役員の方には申し訳ないどころか続投してほしいところ。。。