今朝一番に目を引いたニュースはリオオリンピックの会場でカメラが落下したニュース。このニュースを見て、ブラジルにいる人なら特に驚く事もなく、原因を追究してもあまり意味がないというのが共通の思いじゃないかと。。変な話、テロ以上に予測不可能な脅威は決して少なくない。
先週、アパートの住人から一つの知らせがあった。
ビルの管理会社とアパートの役員がケンカして、ビルの住人全員に対し管理会社が訴訟を起こし、30万レアルの罰金を支払わなければならないのだと。でも、今は値下げされて罰金は4万レアルになったと。
具体的な値段を示されるとほんとうっぽく感じ、彼女の話では今の役員のをやめさせるサインをすれば支払いに参加する必要はないというような感じだった。
そう来るならサインしようと思うのがごくごく普通の小市民の行動だと思う。さっさとサインしたところ、どうやら別の事情が判明した。
なんでも、サイン集めをしている人は役員に犬のフンの始末について忠告されて、ビルで放置していた場合は罰金という命令を下されてあまり役員を快く思っていなかったとのこと。そして、管理会社とは確かに言いあったものの裁判になったという話は一度もなく、罰金の支払い命令は絵空事。
さらに掘り下げると、以前勤めていたビルの管理人がきちんと仕事をしない事を管理会社に訴えたところ、それは認められず、結局役員が代表して管理人をやめさせ、それを根に持つ元管理人と管理会社も犬のフンを注意された人と一緒になって役員下ろしを画策しているようだった。
それらの事情をあまり分からず、ポルトガル語もあまりよく分からない日本人の女ならだませそうだという事で、あまりにもあからさまな大ウソに具体的な裁判費用をちらつかされて、すっかりだまされてしまった。
結局、冷静に考えると、役員の方が明らかに真面目に仕事をしてビルの住人が快適に過ごせるようにがんばっていたのに、一部のグループの陰謀にすっかりはめられてしまったことにふがいなさを感じつつ、ブラジルタイプな(あからさまな)大ウソと陰謀作戦に思えて、今後はだまされないように、ひごろ接触の無い人が突然とんでもないと思うような話を持ってきた時はまずは疑う事から始めようと学習した1件だった。とりあえず何か大きな被害に巻き込まれることはなかったものの、役員の方には申し訳ないどころか続投してほしいところ。。。