◆ペンションエルブルズ◆INO-SHIKA日記part2

天城山麓、標高620mに建つ料理自慢のペンションエルブルズ。そこに住む面白家族と変化に富む伊豆の自然をお楽しみ下さい♪

▼モリアオガエルの卵@シラヌタの池

2009-06-11 | モリアオガエル
***本日の写真***

シラヌタの池では、モリオアオガエルの卵はこんな風なっています。






 ■モリアオガエルの話題が続きます。

  そう言えば
  池に張り出した枝にモリアオガエルの卵塊が
  沢山ぶら下がっている様子の写真を
  UPしたことがなかったなぁ~と思い、
  以前に撮影したものを引っ張り出してきました。


 ■雨や曇りの時が多い時期の産卵であること、
  池に出かける時間がいつも大体お昼近いせいもあって、
  光を上手く操れず
  いい写真をなかなか撮ることができません。

  ちょっとピンボケ感がありますが
  雰囲気は感じていただけるでしょうか?

 ■ざっと数えて50個位の卵塊。
  たぶん、メス一匹で一つの卵塊を作るので
  メス50匹がここへやって来たってこと!!
  
  これはすごい。

  なんですごいかって??

 ■1個の卵塊の中には
  300~500個の卵が入っていますので
  15000~25000匹のオタマジャクシが
  池の中へポトン、ポトンと落ちるわけです。

  それもすごい。。。。
  
  けれど、

  オタマたちが落ちた先には
  大量の天敵のアカハライモリが待ち構え、
  
  めでたく子ガエルとなってからも
  陸では、ヘビや野鳥や小動物たちが狙っている。
   
  その魔の手から逃れるように
  カエルたちは、森の樹に登り、
  虫やクモなどを食べて静かに暮らす。

  池に帰ってくるのは
  生まれてから2~3年後。

  再び産卵のために戻ってくるのです。

  こんなに過酷な状況であるにもかかわらず
  この狭い範囲だけで
  50匹のメスが帰ってきた。
  おそらく、オスはその数倍。

  シラヌタ周辺の環境の素晴らしさに
  あらためて感服するのでした。



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2 コメント

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愛すべきモリアオ・・・ (自適庵)
2009-06-11 11:53:18
るみさん、どーもです。
先日は、ショックを与えるような日記で・・すいませんでした。でも事実・・シラヌタのモリアオも出品されています。ま・・それはともかく、シラヌタの池は(モリアオの聖地)です。どんな環境だったら・・彼らが生きていけるのか?というヒントを与えてくれています。①昼間でも明るくないこと ②静かなこと ③樹と水がバランスして、魚がいないこと④適度な標高があること。ま・・るみさんの報告ではいろんな場所に片瀬白田では出現?するそうなので・・本当にうらやましいですし・・あこがれます。僕も【薔薇とモリアオ】みたいですよ!!
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Unknown (るみ)
2009-06-13 11:10:53
>自適庵さん
すいません、なんて、とんでもない!正直ショックにはショックですが、いつも、とても勉強になります。事実を知ることは大切なことだと思っています。自分の価値観だけがこの世の全てではないし、色々な考えがあることに触れることで、さらに、自分の考えや、何が大切なことなのか、これから私はどうしていったらいいのかを深める機会になります。自適庵さんを始め、自適庵さんのマイミクさんたちのご意見を聞かせていただくと、自分が「浅いな~」といつも思います。
>シラヌタの池は、モリアオが行き抜いて行くヒントを与えてくれる。
ほんとにそうですね~。その環境を、見事にモリアオガエル自身が見つけたことにも、大きな価値がありそうです。
これからも、シラヌタでがんばって生息数を増やして、仲間たちの住むエリアが広がっていくといいなぁ~。
白田界隈のモリアオちゃんたちを見る限り、相当環境への順応性が高いように思えますが、一方、(自適庵さんの日記で知りましたが、)あまだ池のモリアオちゃんのように、なぜが消えてしまうデリケートな面もある。モリアオガエルという生き物一つとってみても、ほんとうに自然て面白いです。
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