翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

召使い

2005-09-17 00:36:34 | 女主人と召使い
1. 召使い

家における召使いの地位

「ねずみは王様を見るが、王様はねずみを見ない」ということわざがあります。ちょっと哀しい言葉ですが、女主人と召使いの関係をよく言い表しています。

召使いの能力は女主人の能力より劣っている、と考えている方が多いと思います。本当でしょうか。召使いが劣っている、と考えている人の方が劣っているのではないでしょうか。賃金以上の働きを、召使いに押し付け、家事を任せきってはいないでしょうか。見た目も味もすばらしい夕食も、静寂を守りながらことを進める召使いがいなければ、だいなしになってしまうでしょう。どんな華やかな行事にも、召使いなしには、お客様をご招待できないでしょう。召使いは、家の中で重要な地位にあるのです。召使いは、丁寧に扱われ、尊敬に値する地位にあることを社会全体が気付かなければなりません。

幸運にも家事を手伝ってくれる召使いを持てる人は、召使いと生活するための正しいエチケットを完全に理解しておく必要があります。また、執事や女中や従者として働く機会を得た人も、自分の役目をこなし、責任を果たすために必要なルールを知っておかなければなりません。次回は、召使いと女主人の両方に必要な知識を説明します。このブログを見ている召使いと女主人の両方に役立つ内容になれば幸せです。