翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

野茂の大リーグ昇格は確実?

2005-02-25 16:15:24 | メジャーリーグ
野茂、紅白戦初戦に先発へ=デビルレイズキャンプ

時事通信によると、「野茂は大リーグ昇格が確実視されている」らしい。どこでそういう情報を仕入れたのだろう?

セントピーターズ・タイムズは2年間のリハビリに耐えた同年齢のニーグルの好調を伝えている。有望な若手投手も多数キャンプに参加している。過去の実績では群を抜く野茂だが、球速が戻らなければ早い段階での解雇もありうる。それがマイナー契約だ。

野茂は挫折から何度も立ち上がった。6つのチームを渡り歩いた。そのたびに、必死に投げ、必死に打ち、必死に走り、その地のファンの心をつかんだ。去年はどうしても球速があがらず、登板のたびに打ち込まれた。そして、今また、野茂英雄はセントピーターズバーグで若手に混じって走り込みをし、汗まみれになって厳しいトレーニングに耐えている。ただメジャーのマウンドに戻るために。

新聞は、スポーツ選手のファンサイトではないはずだ。野茂が置かれている厳しい現実と、そこから這い上がろうとする野茂の懸命な努力を、読者に的確に伝えることがジャーナリストの使命である。

わたしたちは真実が知りたいのだから。

ホワイトソックス井口の成績予想

2005-02-15 01:37:19 | メジャーリーグ
Coming to America

イチロー、松井秀喜、新庄、松井稼頭央の日米の成績から井口の成績を予想

イチロー
日本の最後のシーズン .387 .460 .539
北米の最初のシーズン .350 .381 .457

松井秀喜
日本の最後のシーズン .334 .461 .692
北米の最初のシーズン .287 .353 .435

新庄
日本の最後のシーズン .278 .320 .491
北米の最初のシーズン .268 .320 .405

松井稼頭央
日本の最後のシーズン .305 .368 .549
北米の最初のシーズン .272 .331 .396

さて、井口の予想は

2005年 井口 打率.300 出塁率.345 長打率.425

想像より良いんじゃないでしょうか?その理由は?マリナーズのセーフコフィールド、ヤンキースのヤンキースタジアム、メッツのシェースタジアムがすべてピッチャー有利な球場なのに、ホワイトソックスのU.S. セルラーフィールドはバッター有利な球場だからだそうです。

関係ないけど、新庄と松井稼頭央の打撃成績はほぼ同じ。新庄の守備力を考えると、チームへの貢献度では新庄が上回ってますね。最終盤までプレイオフ進出争いに加わってましたしね。

カンセコの告白

2005-02-14 10:55:21 | メジャーリーグ
Jose: You're out!: Newyork Daily News

Joseというのはホセ・カンセコ。マーク・マグワイヤとのコンビ名はバッシュ・ブラザーズ。その名を聞くだけで、ピッチャーたちのキンタマは縮み上がった。オークランド・アスレチックスをワールド・チャンピオンに導いた最大の功労者のひとりた。トロント・ブルージェイズ時代は、伊良部を威嚇してたっけ。

さて、そのカンセコだが、著書の中でいろんなことを書いている。

マドンナとの噂については・・・
「セックス?してない。ベッドで朝までいちゃついただけ。」
なるほど。

なぜ、ステロイドがこんなに広く使われだしたのか?

1994年から1995年にかけてのストでMLBのファンは激減しただろ。オーナーたちは、ファンを取り戻すのに、ホームランを量産するパワーベースボールが有効と考えた。それで、ステロイドの使用を歓迎したんだ。

ホームランの増加でプレイヤーもサラリーが増えるだろ。プレイヤーズ・アソシエーションだって、ステロイドを見て見ぬふりさ。

野球のすばらしいところは、昔からほとんどルールが変えられていないこと。だから、ベーブルースとバリーボンズを、バレンズエラと野茂を、シスラーとイチローを「どっちがすごいか?」って比べられる。その記録が薬物で作られたものだとしたら?サイボーグ野球。記録を比べる楽しみがなくなる。ファンはがっかり。また野球離れがおきるかもしれない。

1995年といえば、トルネード旋風が北米大陸を席巻。野茂はMLBの救世主として全米で称えられた。まさにその年、ロッカールームでは裸の男たちが、「ヘイ、マッチョ!いっちょどうだい?」「おう!たのま!」って、ステロイドを尻に注射しあっていた。おおきな、おおきな、過ちの転換点だった。