英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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当事者意識の醸成

2017年06月17日 | 英語勉強法
FM長野の周波数は79.7ですが、朝の情報番組「Oasis 79.7(オアシス なな・きゅう・なな)」の中で、よく英語で「オウエイシス」と耳にします。この言葉を聞くたびに、「発音問題に出るぞ」と思ってしまうのは、大学受験業界に身を置くものとして職業病でしょう。

日本語は外来語が多くカタカナをそのまま使うので、大学受験の英語の発音アクセント問題では、その単語が出題されます。典型はelevator。日本語では エレベーター と「ベー」を強く発音しますが、英語では レベイター と「エ」を強く発音します。

oasis は英語では オウエイシス と「エイ」にアクセントを置き、発音もオアシスではありません。こんなちょっとしたことでも1~2点の知識となって積み重なっていくので大切なのですが、当の高校生たちは事の重要性にまだ気づいていないのか、授業中に言及しても忘れてしまう場合が多いです。

まあ、私も高3の夏くらいまではそうでしたから仕方ありません。でも、東京まで上京して模試を受けた時、発音アクセント問題が見事に外来語のトリックに引っかかり全滅した時、自分が情けなくなりました。親は子のために模試代、東京までの往復の交通費を払っているのに、発音アクセント問題すらまともに出来ない自分。帰りの新宿駅で特急あずさを待っている時、申し訳ない気持ちいっぱいで『発音・アクセントの合格水準』という単語集をやったことを覚えています。
「テストに出るぞ」「大学入試に必出だぞ」と言っても当事者意識が足りず、その場で暗記をする機会を逃している生徒たちを多く目にします。だからと言って指導者側があきらめるわけもありません。生徒の記憶に残るように、あの手この手で当事者意識を醸成していくしかないのです。


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