英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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The テノヒラガエシ

2019年11月30日 | 2020年大学入試制度改革
今月1日に文部科学省が2020年度の大学入学共通テストへの英語民間検定試験の導入を見送ったことを受け、学部入試を実施する国立大82校のうち80校が、一般入試で民間試験の受験を必須としない方針を公表しました。共通テストへの導入見送り前は78校が使うとし、多くの大学が出願時に民間試験の成績提出を義務付けていたのですから、見事なまでの方針転換、手の平を返した感じです。まあ、当然の帰結でしょうが・・・。

信州大学も以下のようにHPで発表しました。
選抜を実施する全ての学部の学科、コースおよび専攻において、大学入学共通テストの外国語(英語)の得点は,大学入試センターから提供される成績のみを利用します。リーディング(100 点満点)とリスニング(100 点満点)の得点を「4:1」の比率で 200 点満点に換算します。外国語(英語)民間試験の成績は利用しません。なお,教育学部英語教育コースにおいて,英語認定試験の結果(CEFR 段階「A2」以上)を出願資格としていましたが,出願資格として定めません。
信州大学の評価できる点はリーディングをとリスニングの比率を4:1にしていることです。これまで行われている現行のセンター試験の全く同じです。つまり、現行制度をそのまま踏襲しようという姿勢の表れ。英語の基本は「読む」力だということを、入試制度を通して訴えているように思います。

信州大学農学部
私は英語民間試験を信用していないわけではありませんが、記述式のライティングやスピーキングなど、人が採点に関わった時点で、公平性は担保されないのは明らかです。また、指導経験上、英検2級では、英語力は十分ではありません。それらを大学受験で評価基準にするのは無理な話です。


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