文部科学省から2018年度の英語教育実施状況調査の結果が公表されました。以下、信濃毎日新聞からの引用です。
毎年この結果が発表されると思うのですが、高3で英検準2級程度という設定自体に疑問を抱いてしまいます。2級が高卒レベルなのですから2級以上で判断すべきですが、そうすると恐ろしいほど低い数字になってしまうからでしょうか(苦笑)。そして、英語だけで「高3で準2級程度以上を50%にする」と目標設定してしまうこともおかしいですね。世の中は正規分布、パレートの法則、80:20の法則が成り立つ訳であって、全員が英語ができればそれに越したことはないですが、そんな世の中、逆に怖いですね。
全体の成果の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しています。自身の得意を見極めて、「英語力を伸ばそう」と決意した生徒たちが担っていけばいいのではないでしょうか。人にはそれぞれ得手不得手がある訳ですから、自分の得意分野で才能を伸ばしていくことの方が重要だと思います。
中高の英語力、目標到達は4割 政府計画届かず、地域差も長野県の到達割合は、中3が39.4%、高3が38.1%で、ともに全国平均にも届いておりません。
文部科学省は16日、全国の公立中学・高校に通う生徒の英語力を見た2018年度の英語教育実施状況調査の結果を公表した。中3で「英検3級程度以上」の力がある生徒は前年度より1.9ポイント増の42.6%、高3で「英検準2級程度以上」は0.9ポイント増の40.2%だった。いずれも上昇傾向にあるものの、前年度までと同様に政府が計画上の目標とする50%には届かなかった。
文科省の担当者は「目標を達成している都道府県もあるが、地域差が大きい。優れた取り組みや共通する課題を分析し、広く周知していくことで底上げを図りたい」としている。
(2019年4月17日 信濃毎日新聞朝刊より)
毎年この結果が発表されると思うのですが、高3で英検準2級程度という設定自体に疑問を抱いてしまいます。2級が高卒レベルなのですから2級以上で判断すべきですが、そうすると恐ろしいほど低い数字になってしまうからでしょうか(苦笑)。そして、英語だけで「高3で準2級程度以上を50%にする」と目標設定してしまうこともおかしいですね。世の中は正規分布、パレートの法則、80:20の法則が成り立つ訳であって、全員が英語ができればそれに越したことはないですが、そんな世の中、逆に怖いですね。
全体の成果の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しています。自身の得意を見極めて、「英語力を伸ばそう」と決意した生徒たちが担っていけばいいのではないでしょうか。人にはそれぞれ得手不得手がある訳ですから、自分の得意分野で才能を伸ばしていくことの方が重要だと思います。
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