英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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直前期だからこそ

2017年12月28日 | 指導現場にて
I couldn't keep my ------- when I heard Mike speak ill of my father.

(A) spirit
(B) brain
(C) anger
(D) temper

このような大学入試センター試験で出題されそうな問題を解いたとき、「答えは(D)」で満足して終わりですか?

大学受験の直前期だからこそ、一問を掘り下げることができれば、基本の確認と定着につながり、確固たる実力となります。

① keep one's temper の反対は lose one's temper。
② hear は知覚動詞なので第5文型を取り、補語には原形不定詞。
③ I heard Mike speaking ill of my father.とのニュアンスの違い。
④ ②と③のそれぞれを受動態で書換。
⑤ speak ill of ~ の反対は speak well of ~。
⑥ ⑤のそれぞれを一語で言いかえれば、criticize ~ と praise ~。

以上のように、この問題だけでも6つも確認すべき基本事項があります。


直前期は問題演習をすることも大事ですが、それ以上に、その問題の復習を徹底して基本を固めていかないと、本番で足元をすくわれることになります。

常に基本を大切にする。勉強において、基本=徹底暗記。「丸暗記よりも思考力」云々の美辞麗句を鵜呑みにして暗記を怠った者に、望む結果は訪れません。


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