英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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2017年度大学入試センター試験 英語

2017年01月15日 | 指導現場にて
昨日と今日、2017年度大学入試センター試験が行われています。以下、英語の問題を解いた感想です。

第1問(発音・アクセント)
模試や問題集でよく見かける頻出のものばかりで、-ic や -tion などの基本ルールも出題されています。英文音読を習慣にしていれば何の問題もなく解けます。英語は単語」という安易な考えから、単語をひたすらノートに書くだけの勉強では、このような基本的な問題でも失点してしまいます。「まー、ちゃんとした商人」、授業中に教えた語呂を思い出してくれたかな(笑)?

第2問(文法・語彙・並べ替え・対話文完成)
前置詞、分詞構文、関係代名詞、使役・受け身のget、比較、話法等、すべて授業で「ここは必ず出る!」と指摘する定番の問題ばかり。問6の複合関係代名詞の関係形容詞的用法は、慣れていないと難しいですね。

第3問(対話文完成・不要文削除)
前後関係と話のテーマを把握して読めれば難しくない問題。

第4問(グラフや図を伴った長文読解)
例年通りの内容と難易度。Bは数年前から出題されている完全にTOEICを模した問題。ただし、TOEICほど選択肢が意地悪でないので、問題で求められている情報をきちんと取捨選択していけば、完答できます。

第5問(エッセイ長文読解)
スマホ依存になりがちが学生に警鐘をならす文章。「自分のことを言われているようだ」と感じながら読んだ受験生も多いのでは(笑)? I と斜字体の I を区別して読めると、スッと内容が理解できます。

第6問(論説文の長文読解)
パラグラフリーディングが出来ているかを問う例年通りの内容とレベル。結論→本論→結論という論説文の書かれ方を理解しながら、各パラグラフの役目に注目していけば容易に解けます。問5の選択肢が少し迷うかもしれません。


全体として良問揃いの標準的レベルですが、昨年よりも簡単に感じました。平均点は、昨年度(112.4点)から上がって、120点前後と予想します。

センター試験の英語では、難しい単語や構文は問われず、左から右へと英語の語順で速読できる力が求められています。主語を訳した後、その英文の一番最後の単語から訳し上げているような時代遅れの勉強法では、いつまでたっても速読はできるようにはなりません。日々の音読を徹底し、瞬時に英文構造を見抜けることができる力をつけましょう。


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