英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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できる‘つもり’

2007年10月23日 | 指導現場にて
英語が大好きで自信を持つことは大変良いことです。しかし、指導経験上、逆説的ではありますが、この自信が英語力伸長の妨げになっていることが多々あります。

英語に自信がある生徒は、感覚で英語に接している場合が多いからです。特に中学で英検2級に合格してしまうと、高校に入ってからは思うような英語力の伸びがみられません。英検2級は4割がリスニング問題。筆記があまりできなくてもカバーできてしまうため、文法や読解力を軽視するようになってしまうからです。

このような生徒の特徴として、ほとんどは2週間程度のホームステイの経験がある程度です。それをきっかけに英語を好きになってくれることは大歓迎です。でも、それと実用英語が出来るとは別問題。

そして彼らのほとんどが、「話す方は得意なんだけど、受験英語が苦手で・・・」とお門違いなことを言い出します。

実際に英語で話してみると、確かに発音は良い。しかし、挨拶程度の発話しかできず、一歩踏み込んだ会話(=内容のある会話)は全く出来ないのが現状です。

私の指導では、その‘英語が出来る’という思い違いやプライドを壊すところからはじめます。

幼少時代から英語圏で長年過ごしてきたのなら話は別ですが、日本語思考で固まった日本人が英語脳をつくるには徹底したインプット重視の英語学習が必要です。そのために、受験英語は格好の実用英語の習得機会となるのです。

そのプロセスは単調で辛いものです。そのプロセスにおいて英語と真正面から向き合わず、逃げ出したり誤魔化したりしてきた人が、「日本人が英語を話せないのは、受験英語の所為」という短絡的な等式を導き出すことになるのです。
コメント (4)
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