英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

打てば響く

2007年08月09日 | 指導現場にて
夏期講習もいよいよ大詰め。各学年とも仕上げのテスト・模試を行っています。

高校3年生のテストでは、10ヶ月前に行ったテストと一部同問題を出題しました。その際、出来が芳しくなかったため、再テスト、再々テストと行い、何とか全員満点が取れるまで、私も意地になってやらせた経緯がありました。

しかし、10ヶ月経って同問題をやらせてみると、ほとんどの生徒が忘れており、10ヶ月前に後戻りしているのです。そのときだけ「やれば出来るんだ」「覚えた」で終わり、結局、その後の暗記のメンテナンスが出来ていないのです。

夏休みも中盤に入り、気が緩む時期。昨日は久しぶりに大声を張り上げて活を入れました。

ほとんどの高校3年生が実力以上の大学を志望しています。
「W大学がいい」「C大学に行きたい」。もちろん、目標を高く掲げ、名だたる大学に憧れるのはいいことです。しかし、昨日私は3年生一人ひとりに問いかけました。
「第1志望に見合った努力をしているのか?」と。

高3生のことを本人以上に危機感を持ち、心配しているのは私です。しかし、彼らの行動からその危機感を(彼らが持っているにしても)感じることは出来ません。

私は、仮面浪人も含め二浪した経験があります。誰よりも大学受験の厳しさを知っているのです。

「このままでは妥協の人生が始まる。自分の人生は自分で切り開け!そのためにお前達はここに来ているんだろ!」と一喝しました。

もちろん反論する者は誰もいません。それまでの勉強に対する姿勢を自戒し、明らかに数分前とは違う目つきになった彼ら。席を立つ者はいません。その後は皆残り、それまでにない集中力で自習に取り組んでいました。

彼らなら変わってくれると信じています。なぜなら、自分で人生を切り開いていくことのできる資質を持った連中だからです。その資質を磨き上げる手伝いをするのが私の仕事です。

打てば響く・・・。これからも体当たりで、彼らと向き合っていこうと気持ちを新たにしました。
コメント
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