たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

TEXを使ってみる

2005-03-13 22:15:30 | Weblog
VineLinuxには、日本語環境が整備された状態の電子組版ソフトLaTeXが入っている。
使いようによってはとても強力だということで、LaTeX関連の本は何冊も出ているようだ。
「LaTeX組版ハンドブック」著者:大友康寛 刊行:翔泳社
「改訂第3版 LaTeX2e美文書作成入門」著者:奥村晴彦 刊行:技術評論社
奥村氏の著書は、LaTeXを使う上での決定版といえるものらしい。ただし、この本は情報量が巨大である分、とても重厚かつ詳細で、概観を一気につかむのには適していないと思う。
大友氏の著書は、いわばコマンドリファレンスのようなもので、適当に触ってみる時に横において参照するにはいいかも知れない。ただし、奥村氏本と比較して解説が不足気味なのはしかたがないだろう。

LaTeXを使いはじめた印象は、「まるでHTMLを手書きしているようだ」ということ。
でも、例えば2段組みの文章を作る場合、できあがった.dviファイルを見ると、とても綺麗にデザインされているように見える。WordやOpenOfficeにもひけをとらないかも。また、目次を作る際には、本文を参照して自動で目次が生成されるとか。
普段はワープロソフトを使っているから、慣れないうちはとても使いづらく感じる。でも練習を繰り返して慣れて来ると、メリットが大きいように感じられる。一番は、とても「軽い」ことだ。
ViやGeditでさっさと書ける。Kinputの不具合で日本語が出なくなるという不具合も、発生しない。

デメリットとしては、マークアップ言語であるがゆえの、「コード」を覚えなくてはいけないところだろう。「プリアンブル」とか。コマンドリファレンスが手もとにないと、とても対応できない。
しかしこれは、あらかじめ目的の書式のプリアンブルを書き込んだテンプレートを用意しておけば、かなり解決しそうだ。

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