たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

TEXを使ってみる その2

2005-03-15 00:11:30 | Weblog
Linuxの世界では、ワープロといえばTEX(てふ または てっく)だったらしい。
本とwebをたよりにいろいろと試してみた。

1 texファイルの作成
速いテキストエディタVIMを使う。

まず、tex文書のお約束として、冒頭に
\documentclass{jsarticle}
\begin{document}
この2行が来る。
タイトル、著者名、日付については、\begin{document}の上に書いた方がよさそう。

\documentclass{jsarticle}
\title{} <- 文書のタイトル
\author{} <- 著者名
\date{} <- 日付
\maketitle <- これが、タイトル以下を出力するために必要な呪文。

\begin{document}
この間に、本文。
\end{document}

こうしてテキストファイル(拡張子.tex)を作成する。
作ったファイルを、コンソールでコンパイルしていく。

$ platex hogehoge.tex

普通は、一度でtexファイルがコンパイルされることはまずない。
エラーが表示されなくなるまで、エディタで修正。
そしてコンパイルの繰り返しだ。

2 xdviでdviファイルを生成。
1で作ったtexファイルを、xdviというソフトウェアでdvi形式にする。
こうすると、本番の文書に非常に近い形で確認ができる。
Wordや一太郎といったワープロソフトよりも、見た目が同じになる、
らしい。

コンソールから作業を行う。
$ xdvi hogehoge.dvi
このコマンドで、xdviが起動し、dviファイルhogehogeを表示する。
見た目に問題がなければ、これでOKとし、pdfファイルの作成に移る。

3 dvipdfmでpdfファイル化する。
2の作業で作成したdviファイルを、dvipdfmコマンドでpdfファイルに変換。
コンソールから作業を行う。

$ dvipdfm hogehoge.dvi

これで、hogehoge.pdfが作られる。
acrobatreaderで閲覧できる。
dviファイルでは、漢字の感じがすこしいびつな印象(東風フォントゆえか)。
しかし、pdf化されたファイルでは、美しい漢字へと変わっている。
これだけでも、ずいぶん使えそう。

今のところは、これくらいのレベルだ。

(おまけ)
今後の目標。
texのコードを長々と書くのは、面倒臭い上に必ず間違える。
時間の無駄がたくさんありそうなので、入力補完ができる環境を探してみたい。
EmacsとYatexという組合せなら、texコードが簡単に書けるそうだ。
Emacsの勉強をはじめる必要があるのかな。
既に参考書は購入してしまった。。。。
「便利なツール Emacsらくらく入門」藤原誠 著、技術評論社 刊、2,380円。

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