たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

ブートローダGRUBの設定

2007-04-23 22:42:41 | Vine4.x
Vine3.xまでは、ブートローダはliloだった。
# apt-get update upgradeでシステムをアップデートしたとき、kernelだけは自動でアップデートしてくれなかった。新しいkernelじたいはインストールされるのだけど、liloにその新しいkernelについて教えてあげないといけなかったのだ。

Vine4.xから、ブートローダはgrubになった。
バージョン番号はまだ1.0には満たない数字だけど、立派に実用的らしい。
grubになってから、システムをアップデートした際に、kernelまで自動でアップデートされるようになった。設定ファイルをいじる必要が、ひとつ減った。
もちろん、いじろうとすればいじれる。
設定ファイルは、 /boot/grub/menu.lst である。

なお、menu.lstを修正するときには、$ info grub を参照すべし、とのこと。

注意すべきこととして、grubは、「最後にインストールされたkernelで起動するように設計されている」。

今回、alsa-driverのインストールを誤り、あれこれいろんなものをインストールした。その際に、間違って古いkernelをいれてしまっていたのだ。
grubの設計により、後からインストールした古いkernelが、起動のデフォルトとなってしまっていた。
道理で、$ uname -r としたときに、2.6.16-0vl68 と表示されていたわけだ・・・
セキュリティアップデートがされた、最新kernelである2.6.16-0vl73で起動させたい。

そのためには、設定ファイル /boot/grub/menu.lst を直接編集するか、GNOMEのメニューからブートローダの管理ダイアログに入って設定するか、いずれかの方法が必要。
今回は軟弱にGUIを選んだ。
「デスクトップ」-「システム管理」-「ブートローダの管理」とメニューをたどる。管理者権限が必要。
すると、「ブートマネージャの設定」ダイアログが出現する。
ここで、ブートするkernelイメージが2つ表れ、どちらかを選ぶことになる。/boot/vmlinuz か、 /boot/vmlinuz.old のいずれか。
起動したいkernelイメージはどちらなのか。

仮想端末で、$ ls -l /boot/ とやると、kernelイメージがどのバージョンのkernelにリンクしているのかがわかる。
自分のPCは、/boot/vmlinuz.old が、kernel2.6.16-0vl73にリンクされていた。

そこで、/boot/vmlinuz.oldのチェックボックスにチェックを入れ、「OK」。
PCを再起動すると、めでたくkernel2.6.16-0vl73が起動された。



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