ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

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女子ハーフパイプ予選を見る

2006-02-13 21:03:51 | スポーツ
晴れ。

女子ハーフパイプの予選を見る。
男子のときにも書いたが、このスノーボードのハーフパイプという競技はとにかく失敗が多い。
完全に演じきることができればまだいいほうなのだ。女子も次々に失敗する。
そして女子を見て思ったのは、男子との技術の大幅な違いである。
男子のダイナミックなエアの演技を見ると女子の演技は大きく見劣りする。
その違いは例えば体操やフィギア・スケートなどほかの採点競技の比ではない。
したがって男子と女子では基本的に競技の見るべきポイントが違っているのだ。
女子の場合にはエアの独創性よりもむしろ、安定性や美しさに重きが置かれているようなのである。
ほとんど違う競技と言ってもいいほどである。

さらにこれは男子のときにも書いたのだが採点のばらつきがすごく大きい。
ジャッジによって2点近く開くこともざらである。
そのせいかジャッジの予想がつかない。
素人目にこれはエアも高いしいい滑りをしたなと思っていても得点はたいしたことなかったり、
かと思えば高さもたいしたことないしちょっと無難に過ぎるなと思っていると思いのほか得点が高かったりする。

ハーフパイプというのは競技そのものもジャッジも未熟な感が否めない。

それでも予選は日本選手が決勝進出できるかどうかで非常にエキサイティングだった。
中島志保が安定感のある演技で早々と決勝進出を決めたほか、山岡聡子と伏見知加子もスリリングな争いを経てファイナルに滑り込んだ。
一方で今井メロは転倒して立ち上がることができず、無念の敗退となった。
今井はまだ18歳。兄の成田童夢とともにこの悔しさを糧に4年後を目指してほしい。