労働市場改革の経済学八代 尚宏東洋経済新報社このアイテムの詳細を見る |
税制調査会の「議論の中間的な整理」が公表、スウェーデンとの違いで見えてくる民主党政権の弱点でも触れましたが、「労働市場改革」というキーワードは、公務員制度改革にも繋がるもので、今の日本にとって急務の最重要課題と言えるでしょう。
本書でも指摘するとおり、派遣労働や有期雇用を規制強化しても、正社員の過度な保護を止めない限り、問題を悪化・長期化させるだけかと。
そして、そのしわ寄せは、最も弱い人たちのところから順番にやってきます。もちろん、「正社員」も例外ではありません。
正規であろうと非正規だろうと、その働き方や雇用形態に関係なく、より良い労働環境を整備するための規制緩和・改革を進めて欲しいなあ