今回は、「原則として、全ての電子政府サービス事業を民間に委託する」ことの実現可能性を考えてみる。
●電子政府サービスの民間委託は奨励されている
行政(公共・公益)サービスは、もはや行政の独占ではない。
現行の制度は、「原則として、全ての電子政府サービス事業を民間に委託する」を、むしろ奨励している。
民間委託の手法は、次のようなものがある。
PFI(Private Finance In . . . 本文を読む
認証問題を考えるには、まず初めに、ネットユーザーや役所の手続をする国民や企業の気持ちや行動パターンを考える必要があります。
●紙より面倒な電子政府
役所の手続を喜んでやる人はいない。楽しいなあ、面白いなあと思ってやる人はいません。面倒だけど、別の目的のために仕方なくやるのです。
ですから、オンライン行政サービスにおいて最も基本となり、欠くことのできないコンセプトが「簡単に使える」ということ . . . 本文を読む
今回は、「原則として、全ての電子政府サービス事業を民間に委託する」について解説する。
●「電子政府サービス事業を民間に委託する」際のポイント
「電子政府サービス事業を民間に委託する」際のポイントは、次の通りである。
各サービスごとに、事業経営のリスクと責任を負わせる
リスクや責任に見合った報酬を与える
サービス品質とコストの基準を明確にする
この3つに注意して民間委託を実行すれば、 . . . 本文を読む
今回は、「政府が国民に対して宣言し約束する」の事例を紹介する。
人は、約束をすると、その通りに行動する傾向があるとされる。例えば、「明日、投票に行きますか?」と聞かれ、「行きます」と答えた人は、約束通りに投票に行くことを選ぶという。
「不言実行」よりも「有言実行」の方が、実行を期待できるというわけだ。
公共マーケティングなどでは、この傾向を利用した手法があり、そのポイントは次の通りである。
. . . 本文を読む
今回から、作者の提案について詳しく解説していく。作者の提案は、次の通りである。
まず、政府が国民に対して、次の三つを宣言し、約束する。
政府は、今よりも少ないコストで、行政サービスを良くする
国民は、今よりも少ないコストで、行政サービスを利用できるようになる
その手段として、電子政府を最大限に活用する
その上で、次の三つを実施する。
原則として、全ての電子政府サービス事業を民間 . . . 本文を読む
ex-ex-po 2nd exprime exposition 2008:テーマは「コースター」で紹介したデザイン展示会を観てきました。
ギャラリーは、青山通り(国道246号)から、ちょっと脇道に入った裏手に。
蓮の花かな。日本茶が合いそう。
セレブな感じ。
和のテイストで、一番人気とか。
笹舟の箸置きは、箸入れにもなる優れもの。
マドラー . . . 本文を読む
今回は、既に紹介した「ネットワーク化」と「ボーダレス化」に加えて、今度の電子政府に大きな影響を与える、もう一つの大切なキーワードを紹介する。
世界的な潮流である「ネットワーク化」と「ボーダレス化」より、もっと昔から始まっているのが「グローバル化」である。
「グローバル化」とは、「地球規模で世界の結びつきが強まること」であり、歴史的には16世紀(アメリカ大陸発見)や19世紀(植民地の増加)頃にも . . . 本文を読む
そろそろ62歳にもなるスタローンの新作「ランボー 最後の戦場」を観た。これが予想以上の出来栄えで、名匠サム・ペキンパーさえ髣髴させるハードボイルド作品に仕上がっている。監督・脚本家としてのスタローンの実力を再認識できたのは、ファンとしてとても嬉しい。
表現者として「伝えたいこと」があるのは、大きな強みである。
前作のロッキーもそうだが、今のスタローンには「伝えたいこと」があるようだ。それが、作 . . . 本文を読む
今回は、「電子政府の鍵となる活動」は何かを考える。
日本が「電子政府先進国」になるために、
1 顧客は「国民」である。2 国民は「より良いサービス」を望んでいる。3 電子政府の最大の成果は、「国民の満足」である。
を徹底し、そこに資源を集中すると決めた場合、次にするのは「鍵となる活動」を考えることだ。
電子政府に足りないものは、たくさんある。しかし、その全部を実行するのは無理な話である。そ . . . 本文を読む