江戸観光案内

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南辻橋

2012-01-07 | まち歩き

南辻橋は竪川と横川(現在は大横川)が十文字に交わる場所に架けられている橋で、現在の橋は昭和6年に架けられたものです[1]

南辻橋は十文字の南側に在り、東側には当ブログ2011年10月1日に御紹介した新辻橋が在ります。江戸時代には北側に北辻橋が在り、近くに時を告げる鐘撞堂が在ったことから、これら三つの橋は俗称として撞木橋(しゅもくばし)と呼ばれ、後に北辻橋が正式に撞木橋と呼ばれるようになったようです。現在は交差部よりも北側の横川は埋め立てられて公園化されており、撞木橋も撤去され、「撞木橋跡」の名称が残るのみとなっています。


南辻橋は宮部みゆき著「ぼんくら」(講談社)の中で、そのたもとに鉄瓶長屋に越してくる以前におくめが暮らしていた幸兵衛長屋が在る橋として登場しています。


南辻橋が登場するその他の作品

  • 藤沢周平著「愛憎の檻」(「白い骨」の章、講談社)

[1] 墨田区ホームページ


南辻橋東詰 東京都墨田区江東橋5-11-10

都営新宿線 菊川駅から約700m 徒歩約9分

JR・東京メトロ半蔵門線 錦糸町駅から約1.1km 徒歩約14分


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