最近の無線機はSDR(Software-defined radio)という電子回路をソフト
ウエア処理に置き換えた構成で作られています。 そのため不具合の修理も、
さらに新機能の追加も物理的な電子回路の変更なしにソフトウエアの入替だけ
で終わってしまいます。
アナログの電気信号をデジタル化することで数値処理で電子回路と同様な処理
を行うことができます。とは言っても具体的な理解はなかなか進みません。
ネットで学習用のキットを見つけ購入してみました。作ってみるとこれがなか
なかのすぐれもの、すっかりハマってしまいました。名前はSDR-3
・初心者でも無線機が組み立てられた。
・無線機の信号処理の過程が付属のLCD画面で目で確認できる。実運用では
パナアダプタになります。
・信号処理のプログラムのソースが公開されているので、解読したり自分で改造も可。
・単なるオモチャでなく信号がクリアで実運用に使えそう(但し出力が微小
なのでリニアが必須)
・なんと価格が16,200円
・資料がしっかりしており、購入者の情報交換のコミュニティがある。
送信出力が確認できずOM(先輩)の力をお借りしましたが、送信レベル設定の
問題だけと原因がはっきりし、無事稼働となりました。
こんなに良い教材があるなんて素晴らしいことです。開発者に感謝して知識
を深めたいと思います。
小さくても本物