自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

伊那市・新宿区地球環境保全協定調印式すみっこに出席

2008-02-11 08:30:23 | 環境
昨日、2度目の大雪(最近の東京では)の翌朝午前6時50分発の高速バスに
ようやく飛び乗り、長野県伊那市に行ってきました。
目的は自治体同士の調印式に出席するため。なんでも日本初ではないかと・・・。
役所職員、議員ばかりの出席者に混じって、新宿区立環境学習情報センターの
指定管理者をしているNPO新宿環境活動ネットの役員として出席しました。

小坂伊那市長、中山新宿区長の挨拶から始まり、双方の環境対策責任者からの
プレゼンテーションが行われました。
「地球環境保全のために、相互に連携し、甲(伊那市)の豊な自然を守り、育み、
以って二酸化炭素の吸収量を増加させるとともに、
住民相互が自然に親しみ体験する機会を確保するために協定を締結する。・・・・」
と協定書は続きます。
伊那市役所の会場は厳かな雰囲気に包まれていましたが、
調印後のアトラクションでユカイナ仲間が楽しませてくれました。
オカリナを小さくした「笛」といった方がいいでしょうか。
伊那周辺の森でとれた広葉樹くるみ、さくらなどを材料にして
「ユカイナ・キット」として自分達で手作りも楽しめる楽器で演奏してくれたのが
「早春賦(そうしゅんふ)」 春は名のみの風の寒さや。
谷の鶯(うぐいす) 歌は思えど時にあらずと 声も立てず。
時にあらずと 声も立てず。 氷解(と)け去り葦(あし)は角(つの)ぐむ ...




ますみが丘平地林を現地調査。前日の降雪で全員長靴。
車が埋まったりしましたが、自然林としての赤松、カラマツ林は樹齢40年くらいの
元気な林でした。


市長さんの愛犬ゴンタも参加。干イモをほおばって、大満足。
いい顔してました。


2年前に高遠町と合併して、伊那市の歴史的な資産も増えました。
エコツーリズムとしての付加価値は森林と江戸時代からの歴史が
加わり、深みのあるものになっているようです。
行政関係者の協力はもちろんですが、NPOをはじめとする地元の
市民の皆さんとの連携があれば、協定書が実行プランに進化していくことでしょう。