新緑で美しい吾妻渓谷を始めて訪ねました。
川原湯温泉駅周辺には渓谷沿いの遊歩道が整備されています。
見晴台から見た渓谷はとても美しく、柔らかい風が流れていました。
しかし、道路沿いにはこんな大きな看板が設置されていました。
八ッ場ダム完成後のイメージ。写真の絶景は全てダム湖に沈んでしまうようです。
なせ今頃、ダムを作らなければならないのだろう？と・・・
半世紀にわたる悲しい歴史を感じながら渓谷を眺めていました。
線路はダム湖に沈み、写真上方に移設されるようです。
代替住宅分譲予定地はダムに沈む川原湯温泉を見下ろす高台にありました。
神社と墓地はすでに移設されていましたが、神聖なものだけに、奇妙な感じがしました。
多くの人々の心を思うと複雑な心境になりました。
共同浴場王湯は古びていましたが、風情があり、いいお湯で、のんびりできました。
ふるさとは遠くにありて想うもの・・・いくら遠くても
現実の世界にあることが前提。なんとかならないかなーー