さて斑鳩の里の田んぼの真ん中を自転車で走り回っていた
その1時間後には大阪天王寺の繁華街にいました。奈良と大阪は快速使えば
早いですからね~。
毎年8月4日は四天王寺で午後7時から「篝の舞楽」という舞楽奉納が
あります。能でいうところの「薪能」ですがここでは「かがり火」です。
四天王寺の雅楽は聖徳太子以来の1400年の伝統と歴史をもつもので
南都楽所(春日大社)京都楽所(宮中)とともに天王寺楽所と言われる
三方楽所のひとつです。現在は「雅亮会」がその伝統を引き継いでいて
毎年4月22日の「聖霊会舞楽大法要」は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
今年は4月22日は雨のために観覧できなかったのでこの「篝の舞楽」に期待です。
この僕も大学の時は雅楽部に入っていて「篳篥」を学んでいたのですが、
もう今はさっぱりでしょうね・・・。
今年の舞楽は「賀殿」「狛桙」「抜頭」の3曲。特に「抜頭」はその舞がユーモアかつ
勇壮で楽も非常にテンポの早いいわゆる「ノリのいい曲」なので僕は大好きで
ビデオカメラにばっちり録画しました。舞楽のDVDって本来は一般発売がないので
DVDにダビングして大切に保管しますよ。
写真は舞楽「賀殿」を舞う舞人。
四天王寺の境内で金堂と講堂の間に舞台は設けられました。
五重塔と金堂はライトアップされたので金色に輝いて大変幻想的でした。