ごろりんブログ

雫石鉄也のブログ

定吉七は丁稚の番号

2020年11月28日 | 本を読んだで

 東郷隆      講談社

 小生、上方落語ファンで、007(ショーン・コネリー版限定)好きである。そういう人間が、この定吉七番シリーズのファンになるのは必然。全巻持っていたが、阪神大震災で書棚が全壊して手放した。後悔している。
 おりあるたびに古本屋を探していたが、なかなかない。第一作の「定吉七は丁稚の番号」だけを大阪の古本屋で入手した。さっそく読んだ。あと、「ロッポンギから愛をこめて」「角のロワイヤル」「ゴールドういろう」「太閤殿下の定吉七番」を引き続いて探していたがない。ネットで入手できることは知っていたが、それじゃ面白くない。探してる本は苦労して見つけるのが楽しい。で、ない。あきらめてネットで買った。
 と、いうわけで、このシリーズ最初から読み直してやろう。第1巻のこの本を読んだわけ。いやあ、あいかわらず面白い。関西人のツボをくすぐりまくりである。