一日ひとつ 英語の豆知識 

【ドラ豆】(ドラマメ)と【今日豆】(キョウマメ)の2種類の豆知識シリーズ。毎日ひとつ英語の豆知識をものにしよう!

豆知識 『平均年収』 #715

2007年02月20日 | ドラマの豆知識
シャロン(Sharon)は、アメリカの会社の経営の仕方が様変わりしたと言う。昔
はもっと長期的に経営されていたが、現在は超短期的な方針へ変化したのだ
そうだ。さらに、アメリカ国内産業の空洞化つれて、大規模なレイオフが日常
茶飯事になり、大量の中間層が【working poor】〔働く貧困層〕へと落ちていって
いるとい言う。

また、運良く企業に残れても、その中で賃金格差はますます広がりつつある
のだそうだ。シャロンは、『たとえば・・・』と言い、『たとえば、この国の一般従
業員の平均年収は近年、約3万3000ドル弱(390万円)に減り、一方で
経営トップ層の平均年収は1100万ドル(13億円)にもなる』と言う。もちろん
大企業ともなれば50億円を超えるケースも多いそうだ。ここにも富裕層だけが
得をする最近のこの国の一端が見えるのだと付け加えた。

メグミは、シャロンがただのおしゃべり好きのオバサンかと思ったら、なかなか
のインテリなのにびっくりした。さすが、子供のころから自己主張することを鍛え
られてきている国だ、と感心した。シャロンは、さらに、

  Sharon 【Disparity in income levels has been widening..】 と言う。

   メグミ【......ディスパリティ?.....??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【disparity in income levels】→〔所得格差〕 
                          という意味ですよね~ (^o^) 


   【disparity】⇒〔格差、不釣り合い、相違、差異〕で、例としては:

       【disparity in vote value】→〔1票の格差〕
       【disparity in technology】→〔技術格差〕
       【disparity in age】→〔年齢の開き〕

   【income level】は⇒〔所得水準〕
   【widen】は→〔広くなる、大きくなる〕 ですよねぇ。(^^)v


豆知識 『中間層』 #714

2007年02月20日 | ドラマの豆知識
シャロン(Sharon)によれば、アメリカは自由競争・機会平等の国だからいいの
だけれど・・と言い、近頃はこの国で中間層というものがなくなってきた、と言う。
以前のこの国の社会は、大きな会社に勤めていれば多くの人が定年まで働い
て、その会社の企業年金を受け取りながら豊かな老後を過ごすのが一般的
だったそうだ。そういう古き良き時代は終わったのだろうと言う。

現在では、大きな会社でも、ちょっと赤字でも出しそうになれば、大規模なレイ
オフが行われ、目先の利益を確保して健全経営にしたかのように見せて、経営
のトップ層はさらに自分たちの報酬を引き上げていると言う。そのたびに、今ま
で豊かなアメリカを楽しんでいた多くの従業員が失職し、たちまちパートの仕事
などしか見つからない貧困層へと落ちてしまうのだそうだ。そして、長年のその
繰り返しで、この国の『中間層』と呼ばれたクラスが極端に減少してしまったと
言う。

そして、この【working poor】〔働く貧困層〕と呼ばれる新たな階層が急増して
おり、それらの一部にはその日の生活にも困っていると言う。

  Sharon 【Our working poor stand in welfare lines.】 と言う。

   メグミ【.....ウエルフェア・ラインズ?.....??】.....(・o・?) エエッ?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【welfare line】→〔公的扶助(生活保護)制度の支給を求める列〕 
                          という意味ですよね~ (^o^) 

   アメリカでは、日本の生活保護制度のような一括的な
   制度は存在しません。高齢者、障害者、児童などの区分
   ごとに、対象なるものへそれぞれ、補足的な所得保障
   医療支援、貧困家庭への一時扶助、食料スタンプの
   給付など、各制度が分立しています。州によっても内容が
   異なる場合が多いのです。(^^)v