つい先日、ナノテクのもたらすビネフィットを綴った本について感想を書いたが、そこにリスク面の記載がほとんど無いのが気になっていた。ところが今日、ナノテクのリスクに関する記事に出くわした。そこには恐ろしいことが書いてある。例えば、
「しかし現在、ナノ業界の大半はナノ粒子を扱っており、
どんな危険があるのかわかっていなくても、その製品は
すでに市場に出回っている」 とか
「ナノテクでは多くの利益が期待できる――製品の品質
向上から、疾病の新たな治療法の可能性までさまざまだ。
しかし、こうした利益には危険も伴っている。しかもそ
の大部分は未知なのだ。」
人間は、持って生まれた視力によって基本的には生きてゆける。その能力を上回って小さいものを見ることにより、更に新しい可能性を開いていくことが可能になる。それが今はナノの単位に至り、原子・分子を操作して新しい物質の生成が可能となりつつある。
しかし、そこに伴うリスク面はビジネスの論理のみによって無視されてはならない。これはクローン人間と同様の倫理的問題であるように思う。これまで存在しなかった物質を分子・原子レベルで作り上げることの、地球環境への影響というものをしっかり見据えるべきであろう。
その問題の深刻さがどの程度なのか自分の知識ではわからないが、直感的にも実に異常なことであると感じるのである。
「しかし現在、ナノ業界の大半はナノ粒子を扱っており、
どんな危険があるのかわかっていなくても、その製品は
すでに市場に出回っている」 とか
「ナノテクでは多くの利益が期待できる――製品の品質
向上から、疾病の新たな治療法の可能性までさまざまだ。
しかし、こうした利益には危険も伴っている。しかもそ
の大部分は未知なのだ。」
人間は、持って生まれた視力によって基本的には生きてゆける。その能力を上回って小さいものを見ることにより、更に新しい可能性を開いていくことが可能になる。それが今はナノの単位に至り、原子・分子を操作して新しい物質の生成が可能となりつつある。
しかし、そこに伴うリスク面はビジネスの論理のみによって無視されてはならない。これはクローン人間と同様の倫理的問題であるように思う。これまで存在しなかった物質を分子・原子レベルで作り上げることの、地球環境への影響というものをしっかり見据えるべきであろう。
その問題の深刻さがどの程度なのか自分の知識ではわからないが、直感的にも実に異常なことであると感じるのである。