Ambivalent Blog

e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

オンデマンドでIBMが築きあげる世界

2004-07-15 | ◆ビジネス
IBMがライセンス管理ツールを出荷ソフトに組み込む。「オンデマンド課金への布石か」と記事は推察しているが、オンデマンドが更に浸透したら、どうなるんだろうと考えてしまう。

つまりは、オンデマンドでハードウェアそしてソフトェアを利用し、それに応じて課金されるので、IBMに全ての活動状況を把握されてしまう。それがディスクローズされるわけではないから、それがどうしたという議論もあるだろうが、いよいよ電気やガスのようにコンピューターリソースを消費するユーティリティー・コンピューティングの流れが現実味を帯びてくる。

しかし、ITが電力・ガス・水道のようなマーケットになってしまったらなんともつまらない。それを阻止できるのは、イノベーションである。ユーティリティとして規格化できない何かが常に生まれ続けることが必要なのである。


インドの襲撃

2004-07-15 | ◆ビジネス
インド系ITベンダーが日本での地盤を固めつつある。2000年問題の頃はプログラミングなどの体力仕事のイメージ、ここ2~3年はアウトソーシングビジネスのイメージ、そして今、着実に業務系のシステムインテグレーションに触手を伸ばして来ている。

ハードウェア・ベンダーのITサービス・ビジネス参入に次いで、低コスト・ベンダーによるITサービス・ビジネス分野での活動本格化がいよいよ始まっている。システム・インテグレーションの戦場は益々競争激化である。

SOAなどの構造的変化と合わせて考えると、SIビジネスを手掛ける企業は大きな曲がり角に来ているといわざるを得ない。う~ん。