謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

巨神兵(ミュンヘン:ドイツ)

2008-11-04 20:21:24 | 3rdミッション ヨーロッパ
2008.11.04(火)

 南ドイツ最大の都市にしてサッカーのバイエルン・ミュンヘンでおなじみの街ミュンヘンに到着。この様な規模の大きな都市では如何にこのプロフェッショナルといえども一日だけでは辛い、私はここは余裕をもって3泊という日程を組み立てていた。

 余談ながらこのミュンヘンは英語では「ミューニック」と発音し、初めて聞いたとき「いったいこのミューニックとはどの都市なのか?」さっぱりわからなかったという思いでもある。

 ミュンヘンに到着した初日からフルスロットルで観光を始める


 夜のカールス広場の門に市庁舎
 

 ノイハウザー通りにあった彫像。何故こんな物を作ったのか意味不明。
 

 市庁舎の塔からの景色


 ペーター教会からみた市庁舎
 

 ドイツ最大の仕掛け時計。この人形は等身大。
 

 レジデンツ(宮殿)と中に併設されている宝物館の宝物
 



 1日中遊べるドイツ博物館。何でも自分で実験させてくれるのが売り、個人的にはメッサーシュミットやU-ボートがツボ。
 


 ここでしたのは観光だけではない。

 偶然に偶然が重なって、もう17,8年あっていなかった。中学時代の同級生に大学以来の再会を果たしたのだ。

 彼と一緒に観光したニンフェンベルク城。


 そしてオリンピックタワー、某「歩き方」のミュンヘンのページにはドイツ一高い塔と書いてあったが、確かベルリンのページにはこれより高い塔が載っていた。どうドイツ一高いんだ??
 




 ちなみに彼は東大をストレートで入り、現在は日本の大学で教鞭をとる準教授、ドイツには現地の大学の招聘で研究に1ヶ月程きているという中々に優秀な男だ。

 だが、このプロフェッショナルとて負けていない、こちらは東京にある大学、略して「東大」をカーブ(1年浪人)で入り、その後企業に約2年、辞めて1年ぶらぶらしてから「秘密組織」で10年。ここ4年はその「秘密組織から天下り」をして世界各国で任務をこなし、職業欄には「ニート」と胸を張って書ける程のエレガントさを誇っている。




 この先の人生を考えると「彼の将来の健闘」を期待するという人を上から見下ろしたポジションにいるといえよう。






 まあもうちょっと「自分の将来を検討」しなければいけないような気もするが・・・






 何はともあれ観光とこの再会という思わぬボーナスを堪能し、ミュンヘンに満足しながら彼と夜のミュンヘンを歩いていると何やら摩訶不思議な物が目に飛び込んできた・・・


 






 この手のポーズは何??
 





 『・・・』



 『・・・・・・』




 ビルで言うと5階建てくらいの高さはあるだろうか?夜街灯に照らされ闇に浮かぶこの巨大なモニュメントは中々の迫力がある。

 全てが整っているドイツでこんな遊び心をそそる像があるとは・・・



 ヨーロッパを周っていると、しばしこうした街を景観を無視したモダンアートを見かけることがある。


 そして今までの経験だがこうしたアートは大抵の場合街の景観を損ね、観光客の頭痛の種になるのというのがこのプロフェッショナルの見解だが・・・



 こうも迫力ある、巨大なモニュメント、それも街の景観にここまでそぐわない物を堂々と建てているのは始めてみたかもしれない・・・



 私はこの密かに「巨神兵」と名付けた、この周りの景観をぶち壊している巨大なモニュメントに敬意をあらわしてこうメッセージを送りたい。



 「巨神兵、間違いなくミュンヘン一の見所であった」


 と・・・